現在放送中の連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合ほか)で、トミー役を演じる早乙女太一さん。

トミーは、木暮洋輔(近藤芳正)の営むジャズ喫茶を拠点に活動するミュージシャン。追っかけのグルーピーもいて、アイドル的な人気がある。クリーニング集配に訪れるヒロイン・るい(深津絵里)にちょっかいをかけてくる、かなり調子のいい男だ。

 

トミーについて「性格の面でも環境の面でも、(自身と)結構近しい感じがしている」と話す早乙女さん。本作出演への思いや役柄への印象、撮影現場の雰囲気についてお話しいただきました。

 

早乙女太一 インタビュー

◆出演が決まったときの気持ちを教えてください。

“朝ドラ”に出演できるということはもちろんですが、深津絵里さんやオダギリジョーさんなど、子どものころから見ていて憧れを持っている豪華な出演者の方たちの中に入ってできるということが、本当にうれしいです。

 

◆トミーに対して、どんな印象を持っていますか?

トミーを演じていて感じるのは、表面から作る人だなということです。プレイスタイルもそうだし、ファンの子たちへの接し方も含めて、自分自身をパフォーマンスしているというか、トミーという男のイメージをちゃんと作ろうとしている印象を受けます。性格の面でも環境の面でも、結構近しい感じがしているので、そういった意味では共感できる部分もあります。

 

トランペットの経験は、これまで全くないので、いちから練習しました。むしろ、撮影よりもトランペットの練習に時間を割いてきたといえるほどです。さらに途中で演奏する曲も増えたんですよ。でも、最初の特訓のおかげで新曲もかなりなじんできました。

 

最初はトランペッター役と聞いてすごくかっこいいなと思って、この役をやらせてもらったらそれなりに吹けるようになるかなと軽く考えていたんですが、そんなに甘いものじゃなく難しくて。でも、この役のおかげでジャズを楽しんだり、音楽で戦う人たちを知ることができてうれしいです。

 

◆撮影の雰囲気はいかがですか?

僕自身は一番年下なんですが、設定上はみんな同世代ということで、大先輩たちと同世代というのがとても不思議な感覚で、最初はなんだかふわふわしていました。トミーは登場人物の中で一番偉そうな態度なので落ち着かなくて。でも最近はようやくなじんできました。

 

撮影していちばん印象に残っているのは、やっぱりジョーとのトランペットのセッションですね。トランペットの練習もずっと別々だったので、このシーンの撮影の時に初めて2人で演奏したので、すごく印象に鮮明に残りました。

 

◆視聴者に向けてメッセージをお願いします。

この作品は、登場人物がみんな異なる環境で悩みを抱えていて、それぞれがちゃんと立ち向かっていきます。トミーが生きた時代は戦後の激動の移り変わりがあり、環境がとても大きく変化しています。そういう中で「音楽で成功するぞ」という強い意思を持ったトミーがいて、「この人と一緒に生きたい」という気持ちを大切にしているジョーがいる。それぞれが自分の人生に向き合っていて、ものすごく魅力的な作品だと思います。

 

現代って適当に生きようと思えば生きられる感じがします。でも、僕自身もちゃんと生きなきゃと思えてきますし、登場人物たちが苦悩しながらも生きている姿がものすごく輝いて見えます。それがこの作品のいちばん魅力的なところだと僕自身は思いますので、そこを楽しんでもらえたらうれしいです。

 

番組情報

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』

NHK総合ほか

毎週月〜土曜日 前8・00〜8・15ほか

 

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