テレビ情報誌「TV LIFE」で、今後さらなる活躍が期待されるネクストブレーク俳優&女優の魅力を紹介する連載「#今旬コレクション」。WEB版では、本誌に収まりきらなかったエピソードをスペシャル動画も交えて紹介します。第34回は今期2本のドラマに出演している鶴嶋乃愛さんが登場です!

 

「#旬コレ 7seconds CHALLENGE」鶴嶋乃愛


◆現在ドラマ『村井の恋』(TBS系)と『恋に無駄口』(テレビ朝日系)に出演中ですが、それぞれで演じる役どころについてどちらが素の自分に近いと思いますか?

それがどちらも遠いんです(笑)。ここまで遠い役を同時に演じることは今までなかったので新たな挑戦でもありましたし、最初は不安もありました。でも、現場に入って演じていくうちにどんどん感覚がつかめてきて。逆にこんなに遠いキャラクターを演じられて楽しいなと思いました。

 

◆まず『村井の恋』で演じる西藤悠加はどんなキャラクターですか?

推しと恋がテーマになっているドラマということで、彼女もまた推しへの愛が強く、常にテンションが高めなんです。紙絵師で、二次創作や絵を描くのが得意でもあって。歴史上の人物である上杉謙信が好きな個性豊かな女の子ですね。

 

◆莉子さん演じる西藤仁美と双子役でもあるんですよね。

そうなんです。双子役ということで、同じタイミングで動いたりせりふを言ったりもするんですが、お互いが空気で感じ取り合って合わせなくちゃいけないシーンが多くて。

 

◆それは大変でしたね。

はい。莉子ちゃんとは、専属モデルをやらせていただいた雑誌が一緒で。以前から仲が良かったのですが、お芝居の現場で共演するのは初めてだったので「どうなるんだろう?」という不安もほんの少しあったんです。でも、最初から息ピッタリで、双子役の相手が莉子ちゃんで本当によかったなと思いましたね。現場ではずっと二人で一緒にいて、衣装に着替えると二人ともスーッと役に入って悠加と仁美になるんです。キャストのみんなからも「ニコイチだね〜」と言ってもらえてうれしかったです。

 

◆一方、『恋に無駄口』で演じる麗華はどんなキャラクターですか?

とにかくツンデレです(笑)。強気で遠慮なくいろんな場所や人の心にズカズカ入っていきますが、実は繊細な部分もあって。生徒会長として真面目に振る舞おうとするものの、ちょっと抜けていたり、好きな人に対してだけは甘々だったりと、振り幅が面白い愛らしいキャラクターですね。

 

◆出演者は同世代のキャスト方々が多いと思いますが、現場はどんな雰囲気ですか?

どちらも本当に学校みたいな雰囲気で、カメラが回っていないところでもお互いの趣味の話をしたり、好きな食べ物の話をしたり、原作を読んだ感想を言い合ったり…常に和気あいあいとしています。また『恋に無駄口』では、無駄部の4人対私という構図が多かったのですが、私が現場に入ったときには4人の関係性が既に出来上がっていて…。でもみんながわちゃわちゃしているところを見たことで、ドラマの世界に入ったような感覚になれて私自身も役に入り込みやすかったです。

 

◆最終回に向けての見どころやご自身のこんなところに注目してほしいという部分を教えてください。

それぞれ甘酸っぱい青春が味わえるドラマとなっていますが、『村井の恋』は最終話に近づくにつれて、田中先生(髙橋ひかる)と村井(宮世琉弥)の恋がどんどん発展していきます。そして、西藤姉妹も村井の恋をサポートしながらどんどんテンションが上がっていきます(笑)。誰にでも好きなものが必ず一つはあると思うので、悠加の推しへの愛の強さや真っすぐさには共感してもらえると思いますし、個性の強いキャラクターがそろっているので、自分に一番近いキャラクターを見つけてその視点から楽しんでいただくのもいいと思います。また、『恋に無駄口』は普通のラブコメとは違ってそれぞれの男の子にそれぞれのヒロインがいるので、1つのドラマで4つの恋物語があるんです。4人の恋の行方はもちろんですが、麗華のクスっと笑えるシーンもたくさん出てきますので、ぜひ麗華にも注目して、いとおしいなと思ってもらえたらうれしいです。

 

◆ちなみに鶴嶋さんの今の推しは?

最近は『魔法つかいプリキュア!』ですね。もともと『美少女戦士セーラームーン』や『カードキャプターさくら』などの魔法少女系のアニメが大好きで。今年からリアルタイムで『プリキュア』を見始めました。サブスクで過去の作品もさかのぼっているのですが、結構本数がある分見応えがあってキャラクターたちを追うのが楽しいんです。その中で自分のお気に入りのキャラクターを見つけたりしています。

 

◆まさに鶴嶋さんはリアルプリキュアのようなかわいさです。

そう言っていただけてすごくうれしいです!私自身年齢を重ねても変身アイテムなどにはときめきますし、これからもずっと乙女心を忘れずにいたいなと思います。

 

◆そんな鶴嶋さんに対して、お友達や周囲の人からは何と言われることが多いですか?

“不思議ちゃん”ですね(笑)。

 

◆ご自身でもそう思われますか?

いえ、これが私の普通です(笑)。保育園のときからずっと不思議ちゃんと言われ続けているのですが、自分では一度もそう思ったことがなくて。むしろみんなのほうが不思議なのに、なんでだろう?って。例えば『プリキュア』に関しても、「何で好きなの?」と聞かれると「逆に何で好きじゃないの? こんなに面白いし、こんなに魅力的なのにどうして?」って思ったり…。

 

◆不思議ちゃんでもあり、天然な一面もある?

う〜ん…自分ではよく分からないです(笑)。でも、同世代の子たちとは趣味や好きなものがちょっと違うなというのは前から思っていましたね。私は流行のものよりも、昭和のアニメや歌謡曲が好きなので。

 

◆昭和の歌謡曲で好きな方というと?

松田聖子さんと河合奈保子さんです。もともと父が中森明菜さんのことが好きで。その影響を受けて自分で『ザ・ベストテン』や『夜のヒットスタジオ』の映像をインターネットで見るようになってから、どっぷりとハマって昔の映像をずっと見ています。私、一度気に入ったら、同じものを何回でも繰り返し見ちゃうんです。見た目や歌、歌詞も素晴らしいんですが、何より皆さんの言葉遣いが美しくて。「えぇ」と相づちを打たれているのを聞いて、自分の配信や収録などでも自然と使っています。

 

◆休日は何をして過ごしていることが多いですか?

絵を描いたり、本を読んだり…。あと、フィルムカメラも好きで、空の写真を撮ったりしています。でも、なかなか自分の理想とする空に出会うことが少ないので、最近は星空や夕焼け空、こんな空を見てみたいなという理想の空を透明水彩で描いています。納得のいくまで加筆しているので、一つの作品ができるまでかなり時間がかかるのですが水彩も奥が深くて楽しいです。

 

◆すてきですね。では最後に今後の展望を教えてください。

女優さんのお仕事を軸にしつつ、モデルやエッセイの執筆、お洋服のプロデュースなどやりたいことが本当にたくさんあるんです。さまざまな役を演じることによってインスピレーションが湧いてくるので、そこから刺激を受けていろんな表現を届けていきたいなと思っています。中途半端になるのだけは嫌なので、どれも手を抜かず、しっかり努めたいです。

 

◆憧れの女優さんはいますか?

それぞれの方にそれぞれのすてきな部分がたくさんあるので、“この人です”という方はいなくて。それよりも自分にしかできない、“これは鶴嶋乃愛じゃないとダメだね”と思ってもらえるような人になっていけたらいいなと思います。

 

PROFILE

●つるしま・のあ…2001年5月24日生まれ。高知県出身。B型。主な出演作は『仮面ライダーゼロワン』など。

 

●photo/干川 修 text/星野彩乃