タテ型洗濯機は、一時はドラム式の人気に押され気味でしたが、「中腰にならなくていいからラク」「たっぷりの水で洗うので洗浄力が高い」など、ここにきて再評価されています。近年はこうしたムードを受けて、各社が最新技術を投入した新製品をこぞって発売。独自のセンサーや洗濯方式を搭載するなど、高機能化に拍車がかかっています。今回は、そんな最新のタテ型洗濯機の主要5モデルをピックアップし、家電選びのプロである戸井田園子さんに、「洗浄性能」「脱水性能・乾燥性能」「清潔性」「独自機能」の5項目で徹底検証していただきました。検証結果を踏まえ、「どんな家庭に向くか」という結論を出してもらったので、自分に当てはまるモデルを検討してみてください。

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【今回のガイド】

家電コーディネーター

戸井田園子さん

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雑誌やテレビなど、数多くのメディアにひっぱりだこの家電専門家。ユーザー目線に立ったわかりやすい解説で、読者の厚い信頼を受けています。

 

検証モデルその1

洗い方を自動で調整する「洗剤・汚れセンサーシステム」を新搭載

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日立
ビートウォッシュ
BW-DX120B

実売価格24万7450円

洗剤が粉末か液体か、洗濯水が汚れているかなどを感知し、洗い方を自動で調整する「洗剤・汚れセンサーシステム」を新搭載した、「ビートウォッシュ」の最新モデル。業界最大容量12kgで、まとめ洗いにも最適です。

●洗濯・脱水容量(乾燥容量):12kg(6kg)●洗濯時間目安:洗濯約44分、洗濯〜乾燥約170分●消費電力量:洗濯99Wh、洗濯〜乾燥1890Wh●標準使用水量:洗濯125L、洗濯〜乾燥約140L●サイズ/質量:W650×D645×H1060mm/約65kg

 

【日立 ビートウォッシュ 検証01  洗浄性能】
独自の「ナイアガラビート洗浄」で強力な洗浄力を発揮

「タテ型なのに、押し洗い・たたき洗い・もみ洗いが可能な『ビートウィングX』と『ナイアガラシャワー』を組み合わせた『ナイアガラビート洗浄』は、他社にない洗浄方式です。高濃度洗剤液を大流量のシャワーにしてたっぷり散布するので、衣類に洗剤液がしっかり染み込み、ガンコな汚れもスッキリ落としてくれます。ほかにも洗剤の酵素を活性化し、汚れ落ちを向上させる『温水ミスト』コースもあり、黄ばみにも有効。『洗剤・汚れセンサーシステム』や、衣類の温度を50℃以上で20分以上加熱する『ダニ対策』コースも追加され、機能の充実に拍車がかかっています」(戸井田さん)

↑「ナイアガラビート洗浄」イメージ↑「ナイアガラビート洗浄」イメージ

 

【日立 ビートウォッシュ 検証02 脱水性能・乾燥性能】

衣類が取り出しやすくなる「ほぐし脱水」は効果てきめん!

「衣類の絡まりを抑える『ほぐし脱水』『温風ほぐし脱水』は、取り出しやすくシワにもなりにくいので、吊るし干しをする機会が多いタテ型洗濯機ユーザーにはありがたい機能。パジャマのズボンなど長い物を洗うと、その効果はてきめんですよ!」(戸井田さん)

↑ほぐし脱水は、脱水後、洗濯物がひとかたまりになるのを防いでくれます↑ほぐし脱水は、脱水後、洗濯物がひとかたまりになるのを防いでくれます

 

【日立 ビートウォッシュ 検証03 清潔性】

洗濯槽をきれいな水道水で洗うので清潔性は万全

「洗濯槽の『自動おそうじ機能』を業界で初めて開発し、搭載したのが日立。しかも洗濯槽の洗浄時は、洗濯時のすすぎ水ではなく、水道水でしっかり洗うのがこだわりです。洗濯槽掃除のため追加の水を使うことになりますが、清潔志向が高い人には安心ですよね。排水ホースの中もフラットに仕上げるなど、とことん“清潔”に気を配っています」(戸井田さん)

↑すすぎのあとに水道水で、洗濯槽の上から下まで洗い流します↑「自動おそうじ機能」イメージ。すすぎのあとに水道水で、洗濯槽の上から下まで洗い流します

 

【日立 ビートウォッシュ 検証04 独自機能】

業界最大容量で毛布もラクに丸洗い

「業界最大容量12kgなので、自宅で毛布などの大物がラクに洗えるのが強み。また、ガラストップの1枚扉は日立が先駆けて採用したもので、継ぎ目がなく手入れしやすいのが特徴です。洗濯槽の底が床から約34cmと高いため手が届きやすく、洗濯物の取り出しも簡単ですよ」(戸井田さん)

↑「広びろ投入口」で毛布などの大物の出し入れもラクラクです↑「広びろ投入口」で毛布などの大物の出し入れもラクラクです

 

【結論 日立 ビートウォッシュはどんな家庭にオススメ?】

大物を洗うことが多い清潔志向の家庭にぴったり!

「肌がけや毛布など、大物を自宅でしっかり洗いたい家庭に12kgの大容量は魅力。しかも、ダニ対策もして、洗濯機本体の清潔さにも気を配りたい! といった、とことん“清潔”にこだわるご家庭にはピッタリのモデルです。また、洗剤のタイプを識別して最適なモードを選んでくれるのは業界初。いろいろな洗剤を使い分けている人は重宝するはず」(戸井田さん)

 

検証モデルその2

洗浄時の泡の量をアップさせた「泡洗浄W」で汚れを包んで落とす

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パナソニック
縦型洗濯乾燥機
NA-FW100S5

実売価格19万6230円

従来の給水時に洗剤ケースで洗剤液を泡立てるジェットバブルシステムに、新搭載の循環ポンプを組み合わせ、洗浄時の泡の量をアップさせた「泡洗浄W」を搭載。すすぎの水も循環ポンプで効率よく使い、時短と節水を実現しています。

●洗濯・脱水容量(乾燥容量):10kg(5kg)●洗濯時間目安:洗濯約35分、洗濯〜乾燥約210分●消費電力量:洗濯62Wh、洗濯〜乾燥2290Wh●標準使用水量:洗濯104L、洗濯〜乾燥約125L●サイズ/質量:W599×D648×H1071mm/約47kg

 

【パナソニック NA-FW100S5 検証01  洗浄性能】

「泡洗浄W」で昨年モデルよりも洗浄力を強化

「衣類を泡で包んで汚れと洗剤との接点を増やし、汚れを浮かせて洗浄する『泡洗浄』のメカニズムが売りです。『泡洗浄W』は泡の量を昨年モデルよりもアップし、洗浄力が強力になりました。また、衣類に温風を吹きかけて温めながら洗浄する『温風つけおきコース』は、常温の水では落ちにくい皮脂汚れや食べこぼしなどの油汚れもしっかり落としてくれます」(戸井田さん)

↑「泡洗浄W」のイメージ。新搭載の循環ポンプにより、洗剤液を循環させることで泡立てながら衣類にふりかけます↑「泡洗浄W」のイメージ。新搭載の循環ポンプにより、洗剤液を循環させることで泡立てながら衣類にふりかけます

 

【パナソニック NA-FW100S5 検証02  脱水性能・乾燥性能】

「ソフト脱水」モードがさまざまなコースに対応

「衣類のヨレや型崩れを抑えて脱水できる『ソフト脱水』というモードがあり、これが『おうちクリーニング』に加え、『おまかせ』『わたし流』『フレグランス』コースでも設定可能になり、よりさまざまな衣類に対応できるようになりました。また、『低温乾燥』はパナソニック独自の特徴で、熱に弱い衣類も乾燥できます」(戸井田さん)

↑「ソフト脱水」モードは回転数を抑えて、衣類に合わせてやさしく脱水します↑「ソフト脱水」モードは回転数を抑えて、衣類に合わせてやさしく脱水

 

【パナソニック NA-FW100S5 検証03  清潔性】

すすぎ水で洗濯槽を洗浄しナノイーで黒カビを抑制

「2回目のすすぎ水を利用して洗濯槽の洗浄を行うので、追加する水がゼロなのが特徴です。さらに、洗濯終了後にパナソニック独自の微粒子イオン技術『ナノイー』で黒カビの発生を抑制してくれるのも安心! ナノイーを使った、スーツやぬいぐるみの消臭も可能です」(戸井田さん)

↑洗濯後、電源を切らずに衣類を取り出しフタを閉めると、自動で「ナノイー」槽クリーン運転がスタートします↑洗濯後、電源を切らずに衣類を取り出しフタを閉めると、自動で「ナノイー」槽クリーン運転がスタートします

 

【パナソニック NA-FW100S5 検証04  独自機能】

操作パネルが手前にない「すっきりフロント」は独自デザイン

「柔軟剤の香りをしっかり浸透させる『フレグランス』コースや、衣類のヨレや型崩れを抑えて脱水できる『ソフト脱水』が独自機能です。また、操作パネルが手前にない『すっきりフロント』もパナソニックのみで、洗濯物の出し入れがしやすく助かります」(戸井田さん)

↑本体手前に操作パネルがないため、槽が近く、洗った衣類を持ち上げるときの腕や腰の負担を軽減できます↑本体手前に操作パネルがないため、槽が近く、洗った衣類を持ち上げるときの腕や腰の負担を軽減できます

 

【結論 パナソニック NA-FW100S5はどんな家庭にオススメ?】

育ち盛りのお子さんがいておしゃれ着を洗いたい家庭にオススメ!

「洗濯物が出し入れしやすい設計など、全体的にシニアでも使いやすい仕様が印象的です。また『泡洗浄』は泥汚れに強いので、野球やサッカーなど泥汚れが多いスポーツをする、育ち盛りのお子様がいるご家庭にも向いています。『ソフト脱水』『低温乾燥』の機能があるので、自宅でおしゃれ着を洗いたい人にもオススメ」(戸井田さん)

 

検証モデルその3

「シワ抑えコース」を新搭載した「穴なし槽」洗濯機の最新モデル

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シャープ

プラズマクラスター洗濯乾燥機

ES-PX10B

実売価格16万8360円

シャープ独自の「穴なし槽」で業界最高水準の節水性を誇る洗濯機。衣類の絡みを抑えて洗浄し、やさしく脱水することで、シワの少ない洗い上がりを実現する「シワ抑えコース」が新搭載されました。

●洗濯・脱水容量(乾燥容量):10kg(5kg)●洗濯時間目安:洗濯約45分、洗濯〜乾燥約185分●消費電力量:洗濯98Wh、洗濯〜乾燥1850Wh●標準使用水量:洗濯105L、洗濯〜乾燥約82L●サイズ/質量:W600×D665×H1020mm/約47kg

 

【シャープ ES-PX10B 検証01  洗浄性能】

強力な水流とこすり洗いのダブル効果で洗浄力は抜群

「イルカの尾ひれと表皮の形状を模したパルセーターと穴なし槽で、強力な水流を実現。さらに、洗濯槽の内壁の凹凸形状による『こすり洗い』とのダブル効果で汚れをしっかり落とします。また、手洗いに代わって、洗剤なしの予洗いを5分ほど行う『サッと予洗いコース』はオンリーワン機能。水流だけで汚れを落とせるので、赤ちゃんのよだれかけや、食べこぼしのついた衣類なども、手洗いが省けて便利です」(戸井田さん)

↑内壁のダイヤカット形状と、イルカをお手本にした「パワフルドルフィンパルAg+」の相乗効果で高い洗浄力を実現↑内壁のダイヤカット形状と、イルカをお手本にした「パワフルドルフィンパルAg+」の相乗効果で高い洗浄力を実現

 

【シャープ ES-PX10B 検証02 脱水性能・乾燥性能】

「ハンガー乾燥」はシワにならずにスピーディ

「フタ裏のフックにハンガーを吊るして、洗濯槽の中に干せる『ハンガー乾燥』もオンリーワン。シワを抑えてスピーディに乾燥できるので、これが極めて便利! 洗濯の時に衣類の絡みを抑えて洗浄し、やさしく脱水する新搭載の『シワ抑えコース』では、アイロンの手間が軽減されるのがうれしいですね」(戸井田さん)

↑ハンガーにかけて衣類を乾かす「ハンガー乾燥」は、長雨の季節に大活躍↑ハンガーにかけて衣類を乾かす「ハンガー乾燥」は、長雨の季節に大活躍

 

【シャープ ES-PX10B 検証03 清潔性】

穴なし槽とプラズマクラスターで黒カビを抑制

「穴なし槽で外側に洗濯水が流れず、清潔性が保ちやすい構造に加え、脱水時に排水した水を使って槽の外側を洗い流す『自動槽洗い』も洗濯のたびに行っています。洗濯槽を水で洗い流し、プラズマクラスターを放出する『プラズマクラスター槽クリーン』により、洗濯槽の外側にカビが発生しにくいのもポイント」(戸井田さん)

↑穴なし槽なので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが洗濯槽の中に侵入しません↑穴なし槽なので、洗濯槽の外側や底裏についた黒カビや汚れが洗濯槽の中に侵入しません

 

【シャープ ES-PX10B 検証04 独自機能】

穴なし槽をはじめ独自機能が多く個性的

「穴なし槽が他にないオンリーワン仕様。洗濯時の使用水量が少ない、洗濯槽の外側が汚れにくい、乾燥時の熱効率が良いなど多くのメリットを生んでいます。『ハンガー乾燥』『サッと予洗いコース』、音声アドバイスなど独自機能が多く個性的なのも長所です。また、ガラスのフタにLEDを搭載し、洗濯槽の中が外から見えるのが意外に使い勝手がいい。洗濯機置き場は意外と手元が暗いことが多く、洗濯が滞りなく進んでいるか、また取り残しはないかなどをしっかり確認できます」(戸井田さん)

20170807-s2 (13)↑ガラストップのうえ、槽内をLEDライトが照らすことで、フタを開けずに洗濯の様子を確認できます

 

【結論 シャープ ES-PX10Bはどんな家庭にオススメ?】

小さな子どもがいて急な洗濯が必要になるご家庭にぴったり!

「少量の衣類乾燥や、プラズマクラスターによる除菌が他社製品にはない強み。たとえば明日までにお着替えを3セット乾かさないといけないとか、体操着や給食着を急いで乾かしたいなどに便利なので、保育園〜小学生くらいの小さいお子様がいるご家庭にオススメです」(戸井田さん)

 

検証モデルその4

約100億個のナノサイズの泡で洗う業界初の技術を採用

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東芝

ZABOON(ザブーン)

AW-10SV6

実売価格21万3800円

直径1μm未満のナノサイズの泡を発生させる先端技術を採用した「ウルトラファインバブル洗浄」搭載機。S-DDモーターによる強力な「ザブーン水流」で、洗濯物を立体的に動かします。

●洗濯・脱水容量(乾燥容量):10kg(5kg)●洗濯時間目安:洗濯約42分、洗濯〜乾燥約210分●消費電力量:洗濯65Wh、洗濯〜乾燥1750Wh●標準使用水量:洗濯115L、洗濯〜乾燥約92L●サイズ/質量:W614×D628×H1048mm/約52kg

 

【東芝 AW-10SV6 検証01 洗浄性能】

「ウルトラファインバブル」が黄ばみも抑制

「繊維の隙間より小さいサイズの泡で洗浄し、皮脂汚れの蓄積による黄ばみを抑制する『ウルトラファインバブル洗浄』を業界で初めて搭載。強力な『ザブーン水流』との相乗効果で、高い洗浄性能を発揮します。『ウルトラファインバブル』は水道の圧力を利用して生成されるので、デバイス交換などの必要はナシ。半永久的に泡を発生させられる仕組みが高ポイントです」(戸井田さん)

↑ウルトラファインバブルが、繊維の奥にまで洗浄成分を届けます↑ウルトラファインバブルが、繊維の奥にまで洗浄成分を届けます

 

【東芝 AW-10SV6 検証02 脱水性能・乾燥性能】

節水性が高い「空冷除湿」方式を採用

「乾燥で『空冷除湿』方式を採用しているのが珍しいですね。『水冷除湿』に対して『空冷除湿』は、水をあまり使わないので節水性は高く、エコ仕様です。ただし、乾燥中は洗濯機の周囲に排気が出るので、洗濯機置き場の換気を忘れずに!」(戸井田さん)

 

【東芝 AW-10SV6 検証03 清潔性】

「新・自動お掃除」で洗濯槽をクリーンに

「特にコレ! という大きなウリはないですが、強力な水流で槽を洗う『新・自動お掃除』など他メーカーと同等レベルの機能をしっかり搭載しています」(戸井田さん)

↑「新・自動お掃除」のイメージ。最終すすぎの水を使用して「ため脱水」し、洗濯槽の外側や外槽の内側、槽の底を自動でお掃除します↑「新・自動お掃除」のイメージ。最終すすぎの水を使用して「ため脱水」し、洗濯槽の外側や外槽の内側、槽の底を自動でお掃除します

 

【東芝 AW-10SV6 検証03 独自機能】

「おしゃれ着トレー」でデリケートな衣服も安心

「パルセーターに当たらず洗える付属する『おしゃれ着トレー』が秀逸! 衣類が擦れないので、手洗いするしかなかった衣類も安心して洗えます。また、高性能なS-DDモーターを搭載し、低振動・低騒音なのも自慢のひとつ。夜家事・朝家事の家庭にはうれしい特徴です」(戸井田さん)

↑「おしゃれ着トレー」は使わないときは折りたたんで収納できます↑使わないときは折り畳んで収納できる「おしゃれ着トレー」。衣類がパルセーターに当たらないため、傷みが抑えられます

 

↑「S-DDモーター」イメージ。騒音の原因となるギアやベルトがなく、運転音や振動が抑制できます↑「S-DDモーター」イメージ。騒音の原因となるギアやベルトがなく、運転音や振動が抑制できます

 

【結論 東芝 AW-10SV6はどんな家庭にオススメ?】

生活スケジュールを重視したい方に向いている

「東芝はS-DDモーターがとても優秀。他メーカーのモーターより、回転がダイレクトに洗濯槽に伝わるので振動が少なく静か。しかも衣類が偏っても回転を止めることなく洗濯し続けられるため、時間通りに洗濯が終わるというメリットもあります。朝出かける前に洗濯を終わらせたい、寝ている間に洗濯を済ませたいなど、生活スケジュールに合わせて洗濯したい方に向いています」(戸井田さん)

 

検証モデルその5

内と外、形状の違うツインパルセーターで強力な水流を実現

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アクア

AQW-TW1000F

実売価格12万7070円

内側と外側のパルセーターが強力な水流を発生させる「ツインウォッシュ」の新モデル。パルセーターの裏羽根の長さが約2倍となり、循環水量も増え、従来機種より最大約40Lの節水が可能となりました。

●洗濯・脱水容量(乾燥容量):10kg(5kg)●洗濯時間目安:洗濯約40分、洗濯〜乾燥約240分●消費電力量:洗濯89Wh、洗濯〜乾燥2400Wh●標準使用水量:洗濯99L、洗濯〜乾燥約92L●サイズ/質量:W616×D625×H1010mm/約44kg

 

【アクアAQW-TW1000F 検証01 洗浄性能】

「ツインパルセーター」でパワフルに洗浄

「強力な水流を起こす『ツインパルセーター』が特徴。パルセーターの裏羽根を長くし、少ない水でもしっかり循環させ節水性も向上させています。温水洗浄がないので、洗浄性能は他社よりやや劣るかもしれません」(戸井田さん)

↑内側のパルセーターが衣類の重さを受け止め、外側のパルセーターがスムーズに回転して水流を生み出します↑パルセーターのイメージ。裏羽根の長さを従来比で約2倍に。内側のパルセーターが衣類の重さを受け止め、外側のパルセーターがスムーズに回転して水流を生み出します

 

【アクアAQW-TW1000F 検証02 脱水性能・乾燥性能】

使い勝手を重視した多彩な脱水・乾燥機能を搭載

「脱水では回転数が違う『やわらか』と『しっかり』が選べ、シワを減らしたい場合は『やわらか』、早く乾かしたいときは『しっかり』と使い分けることができます。洗濯終了後、乾燥したくない衣類だけを取り出せる『乾燥まっててコース』は、ちょっとした工夫ですがうれしい機能。洗濯槽を回さず乾燥できる『静止コース』では、ぬいぐるみや靴も乾かせます。また、別売りのハンガーを追加すれば、ワイシャツやスラックスを洗濯槽内に吊るして乾燥が可能」(戸井田さん)

↑「やわらか脱水」は約400回転/分、「しっかり脱水」は約850回転/分↑「やわらか脱水」は通常より回転数を抑えた約400回転/分。乾くのは遅いですが、衣類のシワや型崩れを防ぐことができます

 

↑洗濯槽を回さない「静止コース」は、ぬいぐるみやスニーカーも乾燥できます↑洗濯槽を回さない「静止コース」は、ぬいぐるみやスニーカーも乾燥できます

 

【アクアAQW-TW1000F 検証02 清潔性】

スタンダードな「槽自動おそうじ」を搭載

「洗濯槽の裏側に付着する洗剤カスなどを洗い流す『槽自動おそうじ』を搭載。全メーカー搭載のスタンダードな機能です」(戸井田さん)

 

【アクアAQW-TW1000F 検証03 独自機能】

スイングするフィルターで糸くずをキャッチ

「水流の向きに合わせてスイングする独自の『スイングキャッチフィルター』がスゴイ。ティッシュを一緒に洗ってしまってもしっかり取り除けるレベルで、実用性は高いです。細かいゴミが目立ちやすい黒いTシャツも安心して洗えますね」(戸井田さん)

↑ツインパルセーターのヨコ水流に合わせて、左右に動く「スイングキャッチフィルター」で糸くずをしっかりキャッチします↑ツインパルセーターのヨコ水流に合わせて、左右に動く「スイングキャッチフィルター」で糸くずをしっかりキャッチ。うっかり洗ったティッシュもすっきり取れます

 

【結論 アクアAQW-TW1000Fはどんな家庭にオススメ?】

乾燥はあまり使わずコスパ重視の家庭に向く

「12万円程度と手ごろな価格が魅力です。さらに、独自のツインパルセーターで大量の水を循環させることができるため、少ない水でもしっかり洗えて水道代の節約に貢献。ただし、乾燥までした場合の消費電力量が他社よりやや高めなので、基本は外干しで、たまに乾燥機能を使うという人にオススメです。上下洗い・左右洗い・押し洗いと、立体的な洗浄でガンコな汚れも落としてくれるため、基本的な洗浄力は必要十分。コスパ重視なら満足できると思いますよ」(戸井田さん)

 

以上のように、日立は「大物洗いが多く清潔志向の家庭」、パナソニックは「泥汚れの洗濯物が多く、おしゃれ着を洗いたい家庭」、シャープは「急な洗濯・乾燥が必要な家庭」、東芝は「夜や朝にも洗濯したい家庭」、アクアは「乾燥はあまり使わないコスパ重視の家庭」という結論になりました。ご自身の生活スタイルに当てはまるものがあったら、ぜひ検討してみてください!