アメリカ イリノイ州の都市・シカゴで7月22日(現地時間)、スマホアプリ「ポケモンGO」初となるリアルイベント「Pokémon GO Fest」が開催されました。これはポケモンGOファンが一同に会し、みんなでポケモンGOを楽しもうというイベント。その模様を現地からインタビューを交えてレポートします。

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約2万人が同時プレイ! ポケモンファンにとっての“お祭り”的イベント

イベントでは伝説ポケモンの出現、レイドバトルが行われるとウワサされており、それを目当てに参加したトレーナーも少なからずいたと思います。結果的には周知の通り、通信障害によりプレイが続行できないトレーナーが続出。伝説ポケモンを参加したトレーナー全員で捕獲するミステリーチャレンジは行われず、イベント終了後に出現することになりました。トレーナーのひとりとして参加した立場からみると残念ではありましたが、やはり同好の士がこれだけ集まって同じゲームをプレイするところを見るのは単純に楽しく、お祭りのような印象でした。

20170728_y-koba2_002_R↑会場のグラントパークには、ポケモンファンがおよそ2万人も集まり、大賑わいとなりました

 

20170728_y-koba2_003_R↑イベント終了後に解禁となったルギアとフリーザーのレイドバトル出現に、街なかは騒然!

 

20170728_y-koba2_005_R↑ 会場でゲットしたポケモンの数々。南米限定のヘラクロスや超レアポケモンのアンノーンが出現。ラプラスはレイドバトルでゲットしました

 

主催側に直撃インタビュー! 今後のイベント展開は?

会場では、今回のPokémon GO festを主催するNiantic(ナイアンティック)の川島氏と須賀氏に話を聞くことができました。せっかくなので、今回のイベントの背景や今後の展開についてインタビューしてきました。

20170728_y-koba2_006_R↑ナイアンティックの須賀氏(写真左)と川島氏(写真右)

 

−−今回のイベントでは何に重点を置いたのでしょうか?

須賀:Ingressもそうですが、人が1か所に集まることがナイアンティックのゲームの特徴なので、イベントの狙いとしては、その場に来た人たちにポケモンGOを通じてコミュニケーションをはかってもらえればと考えています。また、給水所を設けるなど、安全性に気をつけました。イベント自体を有料にしたのも、必要以上に人が集まらないようにすることが目的です。イベントでポケモンGOの楽しさを知ってもらいたかったので、入場料で稼ごうという気はなかったですね。

20170728_y-koba2_004_R↑会場では入場時に配布されたQRコードを読み込まないとポケストップやジムが開放されない仕組みになっていました

 

−−イベントの内容は早い段階から決まっていたのでしょうか?

川島:プログラムのアイディア自体は、結構すんなり決まりましたね。シカゴのイベントではありますが、シカゴに訪れた人だけで完結しない仕組みにしたかった。シカゴだけというプレミア感よりも、全世界で楽しんでもらいたいという思いが強かったですね。もちろん、会場に来た人だけにもらえるメダルを用意していたりもします。

 

−−開催地としてシカゴを選んだ理由は何でしょうか? また、ナイアンティックCEOのジョン・ハンケ氏が来年もシカゴでFestを開催したいと述べていましたが、ほかの都市での開催は予定されているのでしょうか?

川島:シカゴはアメリカ大陸の中心部に位置しているので、ニューヨークなどの東海岸からサンフランシスコなどの西海岸までアメリカ全土から訪れやすいと考えました。

20170728_y-koba2_007_R↑高さ442m、110階だてのウィリス・タワーからのシカゴの眺望。高層ビル群が立ち並んでおり、奥に写っているのは海ではなく、ミシガン湖

 

須賀:イベントは今後もいろいろな形で開催していく予定です。日本では8月に横浜で行われる「ピカチュウ大量発生チュウ!」に、ポケモンGOをより楽しめるエリア「Pokémon GO PARK」が登場しますし、14日には「Pokémon GO STADIUM」も開催します。日本以外では、ヨーロッパで世界中の地域限定ポケモンが登場するサファリゾーンイベントを開催しますし、アメリカでナイトファンデーションという団体と協力して地方活性化をしたりします。

 

−−ポケモンGOはARゲームの代表として見られることが多いですが、ARの技術がますます進化するなか、ポケモンGOも最新のARに対応していくのでしょうか?

川島:もちろんARの進化にポケモンGOも合わせていきます。その場所に行って、体験できることがAR技術の魅力。TANGOやARKitなど、さまざまなツールのなかで、ポケモンGOにとってどれが最適かは今後模索していくことになると思います。

 

−−レイドバトルが実装され、ジムも新しい形になり、そして伝説ポケモンの登場と、ここ1か月で、かなり新要素が追加されましたが、今後のアップデートの予定などはあるのでしょうか? また、新たな機能が実装されたことで、プレイ人口は増えたのでしょうか?

須賀:以前から言っていることなのですが、ポケモンGOのトレーラーでできていることは全部実現したいんです。ようやくレイドバトルが実装できましたが、まだまだ実現できていないものもあるので、それらを1日でも早く実装していきたい。もちろん、トレーラーに入っていなかったアイディアもたくさんあります。プレイ人口に関しては実数値は言えないですが、レイドバトルを導入してから増えています。一度、プレイを休んでいたトレーナーも戻ってきています。ただ、イベントラッシュや新機能を頻繁に載せることでプレイヤーを獲得するというよりは、長いスパンでやっていきたいと考えています。

20170728_y-koba2_008_R↑ポケモンGOの新たな進化のきっかけとなったレイドバトル。ソロプレイがメインだったポケモンGOにおいて、協力して遊ぶ要素がより強くなりました

 

−−ありがとうございました。

 

ということで、ここ1か月で大きく様変わりし、より面白さが増しているポケモンGOですが、今後も期待できそうな雰囲気です。直近の新展開としては、8月9日から15日まで横浜みなとみらいエリアで行われる「ピカチュウだけじゃない ピカチュウ大量発生チュウ!」で、Pokémon GO PARKとPokémon GO STUDIUMの開催が予定されています。Pokémon GO STUDIUMの応募は締め切られていますが、Pokémon GO PARKには事前申込みが必要ないので、ぜひ遊びに行きたいところ。なにやらレアっぽいポケモンが出るとのウワサなので、期待ですよ。