いま、IoT登場前から使われてきた家電たちをスマートホームに取り込んでしまうツールが、どんどん市場に出てきています。新機能を追加するために慣れ親しんだ家電を捨てて新しいのを買うのには、やはり抵抗がありますよね。

 

近年のトレンドは家電のコンセント部分に目をつけて、あらゆる家電をスマートホームにしてしまうというアイデア。家電への電力供給をWi-Fi経由でコントロールできるようになれば、ほら簡単、IoTデバイスのできあがりというわけです。

 

室内の家電を全てコントロールできるスマートスイッチ「intelliPLUG」

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Indiegogoで予約購入受付中の「intelliPLUG」、一般的な電源に馴染む白と灰色のデザインの「intelliPLUG」を差し込んで、そこに家電のコンセントを差し込むだけ。

 

Wi-Fiに接続されて、アプリでそれぞれの電源をオンオフ・コントロールができ、タイマーやスケジュール設定もできるようになります。3つセットで約3900円ほど(海外発送料別)。発送は今年8月中を予定しているようです。

 

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コンセント部分に差し込んでも下の穴を塞がないところもよく分かってくれていますね。アプリでコントロールできるので起きた瞬間にコーヒーメーカーをオンにしたり、家に着く直前に電気を付けたり、細かいことですが怠け者な我々の願望を満たしてくれるありがたいデバイスです。

 

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タイマー設定をすることで、子どもたちのテレビ/ビデオゲーム時間のコントロールにも有効です。平日は何時から何時まで、何時間まで、という電源の入れ方ができるので子どもたちに時間のスケジュール管理を教えられますね。

 

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「6個買ったよ。お金があったら12個買ってた!」といったコメントも集まっていますが、このプラグが人気を集めている理由が、Amazon Alexaとの連携が可能な点。つまり、音声コントロールができるんです。どんな家電も口頭でスイッチのオンオフが可能になる……。一気に家全体がスマートホームになるわけですね。

 

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これはディベロッパーやスマートホームファンたちも興奮しているようで、コメント欄には「アップルのHomeKitとの連携は検討していないのか」と色々な提案が殺到しています。ちなみに、HomeKitは取り組み中。現在はAlexa,Google Home、そしてIFTTTに対応しているとのことです。

 

電力オンオフするだけでなくスピーカーにもなる「Swidget™ Outlet」

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コンセント部分が目立たなくする、というコンセプトをさらに推し進めたのが「Swidget™ Outlet」です。こちらの紹介ビデオを見て頂くと一目瞭然。コンセント部分の中に入り込んでしまうガジェットなんです。

 

この中央の部分を欲しい機能に合わせて入れ替える、というデザイン。来年の6月までに完成予定ということですが実にたくさんのバラエティが提案されています。

 

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基本デザインはWi-Fiに接続してコンセントの電力オンオフ、そして電力消費のモニターをしてくれるというもの。しかし、それに加えて色々な機能を持つモジュールが考案されています。

 

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単純なUSBチャージャーに、なんとBluetoothスピーカー。どんな部屋でも壁に埋め込み式のBluetoothスピーカーを装着できるということですね。

 

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モーションセンサーのモジュールを使えば、家にいないときに家宅侵入などを通知で受けとることができます。温度計・湿度計、ビデオカメラ、停電時にバッテリーで動く非常灯、ムードある間接照明、さらには一酸化炭素モニターに、アロマセラピーとかなり野心的に色々と開発しているようです。

 

モジュールの取替もすごく簡単なようです。普段はスピーカーとして使っているけれど、今日はアロマセラピーにしよう、なんてことも可能。それでいて場所を一切取らないのはありがたいです。

 

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さらにはWi-Fi接続の中継となることでWi-Fiがカバーするエリアを広げることも。広い家に住んでいる人にとってはこれはうれしいですね。

 

集中力を高めたり、睡眠を助けたりするために注目が集まるホワイトノイズ発生機も開発中。もちろん、これらの全てがアプリでそれぞれ独立してコントロールが可能。Swidgetアプリ、Alexa、Google Home、Nest、IFTTT、Stringifyなどにも対応させる予定だそうです。

 

予約購入者は個数を現時点で決め、発送が近づけばどのモジュールが欲しいかを選ぶという仕組みのようです。モジュール2つとWi-Fi接続のためのパーツがついたセットで約7100円となっています。ただし、現在は日本への発送はなし。今後に期待したいところです。

 

Kickstarterキャンペーン終了までまだ1か月ほどありますが、「コンセントの内部が金属の場合もWi-Fi接続に問題はないのか」「オープンAPIも考慮すべき」と購入者たちからの質問や提案が100件以上集まっており、期待が伺えます。

 

スマートホームに憧れはあっても、全ての家電を効果なスマート家電に買い換えるなんてとてもできませんよね。小さなデバイスを埋め込む形でスマートホームを実現させていくこういったプロダクトは今後も増えていきそうです。