ソフトバンクとNVIDIAは、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」の第1次クローズドベータテストを、12月17日に開始します。

↑NVIDIA コンスーマーマーケティング部 マーケティングマネージャー 鈴木悠里氏(左)、ソフトバンク コンシューマ事業統括 新規事業開発室 新規事業推進部 部長 金子雄喜氏(右)

 

同サービスの特徴を、大きく2つに分けると、ひとつは「デバイスや場所に縛られずPCゲームがプレイ可能」という点。PCゲームを快適に遊ぶには、“ゲーミングPC”に代表されるようなハイスペック機が必要なイメージがありますが、同サービスはクラウド上にあるGPUサーバーで処理をすることで、高負荷のゲームでも、並のスペックのノートPC、さらにはスマートフォンやタブレットで楽しむことができます。ゲームデータもクラウド上に自動保存されます。

 

もうひとつは「第三者のデジタルストアで購入したPCゲームを持ち込んで遊べる」というもの。Valveが運営する「Steam」や、Epic Gamesが運営する「Epic Gamesストア」で購入したゲームを、GeForce NOWのプラットフォーム上で遊ぶことができます。

 

そこで今回は、12月17日に始まる第1次CBTを前に、一足お先にGeForce NOW Powered by SoftBankを試すことができました!

 

今回は、ノートPCで「Fortnite」「Dead by Daylight」「SEKIRO」、Androidスマホで「GRIP」をプレイ。こちらはSteamで購入されたSEKIROです。使用しているノートPCは、「HP ProBook 450 G3」で、ゲーミングノートPCでも何でもない、いわゆる“普段使い用”のPCですね。

 

どのくらいのスペックが必要か試遊機近くにいたスタッフさんに聞いてみたところ、YouTubeなどの動画が見られる程度のスペックさえあれば十分楽しめるとのことでした。

 

SEKIROなんて、けっこうガッチリした作りのゲーム、ノートPCで本当にストレスなく動くのか? と正直不安でしたが、PCスペックによるストレスなく、通信による遅延もあまり気にならずにプレイできました。

 

一部、少々カクつきが見られましたが、ゲームに支障が出るレベルではなく、“弾き”などの操作も、思った通りの場所で合わせられて満足です。むしろ“ごく普通のノートPC”で、ここまでしっかりゲームができるなんて、「なるほど、すごい」と満足を通り越して感心しました。

 

画面右側に警告が出たら要注意です。もしこれがオンライン対戦中だったら…と思うと肝が冷えますね。

 

ということで実際にオンライン対戦ゲームに挑戦してみたのですが、DbDでも、ゲームの勝敗を大きく左右するサバイバーの発電機のタイミングも、問題なく合わせることができ、フォートナイトも普段プレイしているニンテンドースイッチ版やスマホアプリ版同様の感覚でキルができました。この2タイトルはプレイ中、クラウドで動いていることをすっかり忘れてしまっていました。

 

こちらは3DレースゲームGRIPを「AQUOS R2」で遊んでいる様子。

 

AQUOS R2にはBluetoothコントローラー「Razer Raiju Mobile」が装着されていました。また、ゲームパッド搭載の「LG G8X ThinQ」もありました。

 

やはり、タッチパネルがゲームパッドになっているタイプは、筆者はあまり得意でない様子…(苦笑)

 

個人的な第一印象として、“Steamで配信中のゲーム”を“デバイス問わず遊べる”と聞いて、最も恩恵を受けそうなのはMacユーザーではないでしょうか。Steamで配信されているタイトルは、Macに対応していないタイトルも決して少なくありません。(例として先述のSEKIROやDbD、「モンスターハンターワールド」、これから配信される予定の「デスストランディング」もWindowsのみです)

 

Windows専用のゲームがMacでもWindowsと同様に遊べるとなると、OSの垣根を超えた、ある意味革命的、“ボーダレス”なゲームプレイが楽しめますね!

 

発表会で登壇したソフトバンクの金子雄喜氏は同サービスを「5G体験の布石に」と語っていましたが、5Gスマホが普及し、通信速度が今以上に高速になっても、ごく一般的なゲーム好きの人が、スマホのタッチパネル“のみ”で、SEKIROのように難易度高めのアクションゲームを“快適”にプレイできるでしょうか。

 

Bluetoothコントローラーがあれば、スマホでのアクションゲームも快適にプレイできると思いますが、所持しているのは、ごく一部のゲーム愛好家に限られたことでしょう。ちなみに、先ほどのコントローラー(Razer Raiju Mobile)は、約2万円です。

 

このGeForce NOWというサービスで、PCで配信されていたゲームが、スマホのアプリ版を待たずとも遊べるようになり、スマホとPCの垣根さえも超えてしまったのは非常に大きな前進でしょう。しかし、単に通信速度だけでは超えられない“操作性”という壁もあります。

クラウドゲーミングの勃興、そしてますます盛んになるモバイルeスポーツの世界。スマホでPCと同様に、本格的にゲームを楽しむにはどうすればいいか? 端末メーカーや、アプリデベロッパーなど、各々の課題となっていることでしょう。

 

※NVIDIA、GeForce NOWは、米国および/または他国のNVIDIA Corporationの商標および/または登録商標です。

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