スピーディかつ衛生的な非接触決済は、コロナ禍において必須のツールに。2021年はさらに、何も取り出さずに支払いや解錠ができる「スマートリング」、来店から会計まで接触がない飲食店など、非接触決済を軸として生活の“シームレス化”が加速しそうだ。

※本記事は「GetNavi」 2021年2月号に掲載された記事を再編集したものです

 

【その1】カードもスマホも要らない「スマートリング」が日本上陸

イギリス生まれのスマートリング「EVERING」が2021年2月に日本上陸予定。専用端末にタッチするだけで、リアル店舗での決済や鍵の解錠ができ、これひとつあれば“手ぶら外出”が叶う。

 

スマートリングの導入で生活がシームレスに

新型コロナウイルスの感染拡大防止のキーワードでもある“非接触決済”。政府は2020年5月に発表した「新しい生活様式」において「電子決済の利用」を推奨し、クレジットカードや電子マネー、コード決済などによる現金受け渡しのない決済の普及を求めている。

 

そんな非接触決済は現在、カードやスマホのタッチが一般的だが、2021年にそこへ加わる第3の選択肢が「スマートリング」だ。

 

スマートリングとは、装飾品としての指輪に様々な付加機能を搭載したスマートデバイスのこと。そのひとつの機能が非接触決済だ。例えば、「EVERING」なら、Visaのタッチ決済に対応。わざわざカードやスマホを取り出すことなく、決済端末に手を近づけるだけで支払いを完了できる。タッチ時に自動で発電するため、充電切れの心配をすることなく使えるのも頼もしい。紛失時には、スマホの専用アプリから瞬時にロックできるので、セキュリティの面でも安心だ。

EVERING 1万円台後半〜2万円(予定)。タッチ時に自動で発電するため、充電切れの心配は不要。5気圧の防水機能を備え、指にはめたまま手洗いや入浴などの日常生活も送れる。素材には高級感のあるセラミックを採用し、アクセサリとしても映える。

 

さらに、NFCに対応するスマートロックなら、リングをタッチすることで鍵の解錠も可能。スマートリングがあれば、サイフや鍵を取り出すといった動作が不要になる。日常の行動がすべてシームレスになり、スマートなライフスタイルが浸透する日も近いだろう。

 

【ネクストヒットの理由】ニューノーマル時代の決済手段にピッタリ!

「“非接触決済”といっても、スマホや財布を探すときに、ウイルスが付着したものを触ってしまう可能性は捨てきれません。スマートリングなら手をかざすだけなので、ほぼ完全な非接触を実現します!」(消費生活評論家/岩田昭男さん)

 

【コチラも注目】

スマートウオッチも電子マネーを実装!

SuicaやiD、QUICPay、楽天Edyなどの電子マネーに対応するスマートウオッチも続々と登場している。こちらもスマートリングと同様、決済端末にタッチするだけで支払いが可能だ。

ソニー
wena 3 metal Silver
実売価格3万6300円

Suicaをはじめ、7種類の電子マネーに対応するスマートバンド。好みの時計ヘッドを組み合わせてスマート化できる。1回の充電で約1週間駆動(※)。スマホの通知や活動ログの機能が豊富で、Alexaも搭載している。

※バッテリーが切れた後も予備電力で約24時間決済可能(5回使用した場合)

 

【その2】座席案内から決済まで「完全非接触店舗」が登場

コンタクトレスで決済できる店舗はすでに増えつつあるが、案内や受け渡しなど、これまで対面必須だった接客の非接触化も進んでいる。

 

安心して食事を楽しみたいニーズに応えて進化中

慌ただしい日々の食事のサポートや、一生懸命に働いた自分や家族へのご褒美など、日常生活に浸透していた外食。しかし、食事の際はどうしてもマスクを外さなくてはならず、新型コロナウイルスへの感染を恐れて躊躇する人も少なくない。そんな現状に合わせて、飲食店も進化している。

 

例えば、おいしくてリーズナブルなことで人気の回転寿司チェーンのくら寿司は、「スマートくらレストラン」を展開。予約から着席、会計までをすべてセルフで行い、特別な場合を除いてスタッフと接触する必要がない。

くら寿司 スマートくらレストラン。2021年10月頃までに全店導入を予定

 

↑客が自分のスマホを利用して注文することで接触を削減。カメラとAIを活用し、食べたぶんの皿の数を正確に計算できる

 

中食の分野においても、変化の兆しがある。東京・中目黒にテイクアウト専門のハンバーガーショップ「ブルースターバーガー」がオープン。注文と決済はアプリで行い、受け取りはロッカーを設置することで、完全非接触を実現した。

ブルースターバーガー

 

↑アプリだけでなく、店内の専用端末でも注文可能。現在はオーダーが殺到し、待ち時間が長くなるため、事前のアプリ注文がオススメだ

 

これにより利用者が安心と利便性を得られるだけでなく、外食産業の活性化にも繋がるだろう。

 

【ネクストヒットの理由】スマホオーダーで時短に! 既存店の非接触化も期待

「スマホでオーダーでき、待ち時間が少ないのもメリット。現在は回転寿司など元々接触の少ない業態が中心ですが、今後はロボット配膳などを活用した非接触型店舗も増えるはずです」(岩田さん)

 

【その3】クレジットカードは番号記載の裏面化がニューノーマルに!

クレジットカードの番号といえば、表面に記載されているのが当たり前だった。その常識を覆し、2020年に三井住友カードが番号記載の裏面化を実現。スマートなデザインと、番号を盗み見られにくいセキュリティの点でも普及は確実だ。

 

 

三井住友カード
三井住友カード

ポイント還元率は0.5%相当でコンビニなどの特約店で最大2%追加。iDやVisaのタッチ決済などに対応し、電子マネーWAONなどとも連携できて使い道が幅広い。年会費は1375円(※)。

※オンライン入会で初年度無料、ウェブ明細の利用などで割引あり 

 

 

LINE Pay
Visa LINE Payクレジットカード

利用額の3%をLINEポイントで付与する高還元率で人気(※1)。LINE Payと紐付ければ、コード決済でも最大3%ぶんのポイントが付与される。年会費は1375円(※2)。デザインは4色を用意する。

※1:2021年4月30日まで。以降の還元率は未定 ※2:初年度無料、カードの利用が年1回以上ある場合は次年度無料 

 

 

三井住友トラストクラブ
ダイナースクラブカード

日本で初めて登場した、伝統あるクレジットカード。国内外1000か所以上のラウンジを無料で利用でき、予約の取りづらい飲食店の席の確保など優待が充実している。年会費は2万4200円(※)

※2021年3月31日までの申し込みで初年度無料キャンペーンを実施中