2020年より小学校の必修科目となったプログラミング教育。最近は、ロボットや工作キット、ボードゲームなど、さまざまなプログラミングトイも販売されています。何事も楽しみながら学べるのが一番。興味に合った入口がたくさん用意されているのは、とてもいいことですよね。そんなプログラミングに触れる第一歩として、知育玩具などが各メーカーで展開されています。

 

本記事で紹介するのは、プログラミングができる小型軽量のドローン「SKY SELFIE(スカイセルフィー)」。アプリと連携して動画撮影や動作のプログラミングをしていくモデルです。今回は、発売元であるワールドスキャンプロジェクトの方に話を伺うことができました。SKY SELFIEの操作も実際に体験できたので、レポートしていきます!

 

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手のひらサイズの子ども向けドローン

SKY SELFIEは手のひらサイズのドローンです。本体重量は34gと超軽量。4つのプロペラを搭載しており、怪我や羽根の破損を防ぐためにそれぞれリング状のカバーで保護されています。連続飛行時間は約5分。バッテリーは約40分でフル充電が可能です。

↑たまたま自宅にあったクロワッサンを量ってみたら50gだったので、SKY SELFIEはかなり軽量だ

 

特徴は、専用アプリと連携して操作できること。専用のコントローラー以外にスマホでも操作が可能(本体とはWi-Fi接続)。その際は、本体搭載のカメラが中継する映像をスマホの画面で見ながら操作できます。さらにフルHD(1920×1080)の写真・動画撮影に対応。ドローンに向かってピースサインをすると、自動で写真を撮ってくれる機能まであります。

↑スマホアプリでの操作画面(画面は開発段階のもの)

 

↑アプリ内で撮影した動画や写真を見られる

 

また、アプリではドローンの動き(前進、上昇、旋回など)を個別にプログラミングし、そのプログラム通りに飛行させることができます。実はこのプログラミング機能こそ、SKY SELFIEの狙いなのです。

↑動きを組み合わせて、SKY SELFIEの動作をプログラムできる

 

というのも、SKY SELFIEがターゲットとするのは、小学生〜中学生の子どもたち。「ドローンに触れたことがない子どもに、“はじめてのドローン”として手に取ってほしい」「プログラミングやSDGsに興味関心を持ってもらいたい」という思いから、SKY SELFIEは生まれています。しかし、なぜワールドスキャンプロジェクトはこうした「教育」を重視しているのでしょうか。

 

はじまりはエジプトのピラミッド?

そもそも、株式会社ワールドスキャンプロジェクトは、世界中の文化財や建造物を3Dスキャンし、デジタルアーカイブとして保存するという1つのプロジェクトからスタートしました。2017年からは、エジプトのピラミッドを調査するチームに参加。ドローンによるデータ取得からCG解析を行っています。プロジェクトとして2年を過ごし、2019年に会社化しました。

↑プロジェクトを率いていた市川泰雅さん

 

デジタルアーカイブを作成する目的は、人が行けない場所や見られないものの全貌を形にすること。そして、作成したVRや3DCGは「教育」に活かすべきだろう。こうした思いこそ、ワールドスキャンプロジェクトが教育分野に力を入れている理由です。

 

しかし、ただドローンを開発して売るだけでは誰にも届かないとワールドスキャンプロジェクトは言います。ドローン自体を売りにするのではなく、プログラミングを含めた「教育向けのパッケージ」として売り出しており、学校や塾への提供もすでに開始しているとのことです。

 

プログラミング自体は、初歩的な難易度にとどめてあるとのこと。あくまでも、SKY SELFIEはドローンやプログラミングに慣れるための1台。さらに高性能なドローンや複雑なプログラミング製品へのステップアップを見据えたエントリーモデルになっています。

 

いざフライト体験!

開発の背景を伺ったあと、実際に操作を体験させていただきました。SKY SELFIEは免許なしで操縦できるドローン。本体とコントローラーの接続方法は簡単で、左スティックを上→下と倒すだけ。接続後に自動離着陸スイッチ押すと、プロペラが回転し浮上します。操作は、左スティックで上昇と下降・左右の旋回、右スティックで前後左右の移動を行います。

↑専用のコントローラー。本体とはBluetoothで接続する(最大距離は50mほど)

 

筆者はドローンを操作するのは今回がはじめて。左手で高さと向きを調整しつつ、右手で前進/後退するのはなかなかハード……。本体がとても軽く、エアコンの風にスーッと流されやすいのも難しいポイントでした。ただ、プロペラがリングで保護されているので、もし家具や壁に当たったとしても、傷がついたり破損したりする心配はないはずです。また、飛行音はしますが、家庭の掃除機よりも小さい程度(筆者の感覚ですが)なので、近隣の迷惑になることもないかと思います。

↑手に当たっても怪我しにくい

 

慣れてくると、コースに設置された輪をくぐったり、ホバリングしたりできるようになります。本体に付いたLEDライト(前方は青、後方は赤)を見て向きを判別できるので、自分から離れても操作がしやすいです。また、空中で静止できないときに位置ズレを調整できるスイッチもあり、機体のコントロールに役立ちます。

↑操縦に慣れてくると、めちゃくちゃ楽しい

 

1つのバッテリーにつき、連続飛行時間は約5分。約40分でフル充電が可能です(バッテリーは3つ付属)。取材時アプリは正式リリース前で体験できませんでしたが、発売と同時に利用できるようになるとのこと。本体カラーはレッド/ホワイト/ブルー/ブラックの4種類。交換用プロペラやACアダプター、スマホをコントローラーに取り付けるクリップなどが付属し、それらをまとめて持ち運べる専用ケースも付きます。

↑本体の底の部分にバッテリーをはめる仕組み

 

↑SKY SELFIEのセット一覧。基本的にレンタル販売限定で、3月末開始予定(価格未定)

 

SKY SELFIEは、操作がシンプル、かつ室内でも飛ばせるように安全面も配慮されています。子どもならすぐに操作を覚えるでしょうし、プログラミングの第一歩として、親子で一緒に遊んでみるのもよいのではないでしょうか。ドローンが気になっている人、子どもにプログラミングを触れさせたい人にぴったりのモデルです。あらためて、基本的にレンタル販売限定で、3月末開始予定(価格未定)となります。

 

ちなみに今回取材で訪れていたのは、スカイファイトカフェ銀座。機体を借りて操縦のレクチャーを受けたり、レースに参加したりできます。購入前に一度体験してみるのもおすすめですよ。

↑スカイファイトカフェ銀座

 

↑コースが設置されている

 

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