2021年になってから「風の時代」というワードを良く目にするようになりました。物事が高速に変化する時代になってきているので、言い得て妙だとは思いますが、この言葉は誰が考え出したものなのでしょう。

 

実は占星術用語である「風の時代」

この「風の時代」という言葉は、もともとは占星術で使われていました。西洋占星術では火・地・風・水の4つのエレメントに星を分け、およそ200年ごとにエレメントは変化する、と考えてきました。そして2020年に、220年ぶりのエレメントの移動が起き、時代は地から風へと変化しました。時代の変わり目なので、世界は大きく変わるのではと推測する人もいたのです。

 

さらに言えば、2020年末よく使われていた「グレート・リセット」という言葉もあります。2021年5月に世界経済フォーラム(WEF)が開催するダボス会議のテーマが「グレート・リセット」とされたこともあるでしょうが、実はこれも占星術の言葉です。エレメントが移り変わる際に、今までの時代がリセットされることを意味します。つまり「風の時代」も「グレート・リセット」も全く同じ、2020年12月22日から始まる占星術上の変化を指していると考えられるのです。

 

200年に1度の大きな変化

2020年後半から、経済学や政治学の世界の人までもが占星術の言葉を使うようになったことはとても興味深い事象です。占星術系のワードはドラマティックなものも多く、今まで目にする機会が少ない言葉だったからこそ、単語として新鮮に感じられたのかもしれません。

 

遠い昔は星の動きで政治や戦の行方を占うこともあったと言われていますが、この現代社会で再び星読み系統のワードが使われるようになったことは、実際に占いが利用されているわけではないとはいえ、とても新鮮です。

 

時代はおよそ200年周期で動く

『「風の時代」に自分を最適化する方法』(yuji ・著/講談社・刊)には、今までのエレメントの変化の歴史が書かれています。それによると「風の時代」の前は、1800年代から約200年間「地の時代」でした。「地の時代」は土地、つまり不動産が重要視されたとのこと。このころに産業革命が起き、資本主義社会のなか、人々は家や土地を買うことを目指したわけですから、確かにそんな感じはします。

 

そのさらに約200年前、1600年代には「火の時代」がありました。日本では戦国時代、関ヶ原の戦いのころです。この時代は盛んに戦が行われ、人々はかなり血気盛んだったでしょうし、それを「火の時代」と称するのも理解できる気がするのです。

 

「風の時代」とはどんな時代?

では「風の時代」とはどんな時代なのでしょう。本書によると、物質的なことよりも精神的なことに価値を感じる時代のようです。この部分を読むだけでハッとさせられますが、確かに最近、ミニマリストという物を持たない暮らしをする人が増えていますし、「エモい」という言葉が流行しましたが、これも「感情が揺さぶられる」という意味だからです。

 

また、もうひとつ刺さったのは『「どんなふうに・いくら稼ぐのか」ではなくて、(略)「どんなものをあなたは無から生み出していくのか」が問われる時代』(本文より)という部分です。確かに、最近はYouTubeの広告収入など、面白いコンテンツを作り出せたらそれが結果となって現れることが多いからです。

 

こうして占星術的な考えかたで時代を深読みしていくと、今までとは違った視点で世界のことを考えられるので、気づくこともたくさんありました。本書を読むと、「風の時代」は多様化に対応した素敵な時代になりそうなので、楽しみながら対応していけそうです。

 

【書籍紹介】

「風の時代」に自分を最適化する方法

著者:yuji
発行:講談社

星が教える、これからの、生き方、仕事、恋愛、経済、居場所、お金、2020年12月22日から、地球は新時代へ!

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