慶応義塾大学卒の才女として知られる乃木坂46の山崎怜奈さんは、文房具愛好家という一面も持つ。2月に上梓した「歴史のじかん」では、題字やあとがきで直筆の文字を採用し、書店に飾るポップも手書きで作成した。手書きを大切にする山崎さんに、文房具への思いを語ってもらった。

※こちらは「GetNavi」 2021年5月号に掲載された記事を再編集したものです

 

使い心地の良い文房具に出会うと、味方が増えた気分になるんです

乃木坂46

山崎怜奈さん

やまざき・れな ●2013年より乃木坂46の2期生として活動。歴史や世界遺産をはじめとして様々なジャンルにおいて知識欲が旺盛で、クイズ番組でも活躍している。好きな歴史上の偉人は坂本龍馬と渋沢栄一。

 

文房具では、特に筆記具が好きです。毎日持ち歩いているペンには専門店で調合したオリジナルインクを入れて、手紙を書くときなどに使っています。絵が上手な父と、絵葉書を描くのが好きな祖母の影響で、小さいころから絵を描くのが大好きで。そこから文房具に興味を持つようになり、文字を書くことに興味が移っていきました。

 

中学、高校で試験勉強をするようになると、赤い透明シートで隠せるペンとマーカーのベストな組み合わせをかなり研究しました(笑)。ノート作りにもこだわりがあります。授業を聞いて大事だと思ったことがらを、あえて空欄にして板書を写すんです。即興で問題集を作るイメージ。そして家に帰ってから、復習しながら赤シートで消える色のペンで空欄を埋める。試験の前にノート作りをする人は多いと思いますが、私は普段の授業でそれをやっていました。高校生のころからこのお仕事をしていたので、どうすれば効率良く勉強できるかを考えてたどり着いた方法です。工夫するなかで、使い心地の良い文房具に出会うと、強い味方が増えたような気がしてうれしくなります。いまも筆記具は書棚の引き出し3段ぶんくらい持っていて、細字ペン、太字ペン、シャープペンと鉛筆に分けて収納しています。

 

ありがたいことに、最近はテレビやラジオ、雑誌などのお仕事をいただけるようになってきました。でも、どんなに忙しくても、週に一度は書き物をする時間を確保しています。書かないとモヤモヤが溜まっちゃうんです。ふと良いと思った言葉、共演する方について調べたことや聞きたいことなどを書き留めています。先生などからお話をうかがうときは、聞き逃さないよう録音してあとでノートにまとめることも。「歴史のじかん」のコラムテーマも、ノートに書き溜めた内容をヒントに選びました。あとは「35歳までにやりたいことリスト」も書き出しています。2年ほど前にゲッターズ飯田さんにうかがった話をベースに、いつまでにこれをしよう、と。そのときは実現が難しそうと思いながら書きましたが、いま振り返ると結構実現しているんですよ。“言霊”ではないですが、実際に文字として書き出すことは大切だと実感しています。

 

【怜奈のこだわり】

ノートの中紙は白ではなく やさしいクリーム色が好き

「普段、スマホのブルーライトが目に入ったり、台本などで白い紙を見たりして目を酷使しているので、ノートの紙色はやさしいクリーム系が良いと思っています。ノートを開く時間は、自分に向き合う時間でもあるので」(山崎さん)

 

マイノートに書き込むときは ボール径0.4mmの黒一択

「滑らかに書けてくっきり濃いペンが好きなので、サラサのボール径0.4mmを愛用。リフィルは箱買いしてストック中です。愛用のノートに違うペンの筆跡を混ぜたくないので、忘れないよう全部のバッグに入れています」(山崎さん)

 

【愛用中の文房具】

↑左のペンには、茶色がかったオレンジ色に調合したオリジナルインクを入れている。ノートはノーブルシリーズの横罫タイプを何年も愛用(写真上)。背表紙の裏に、手紙を書くときに使うマスキングテープや付箋を貼っている(写真下)

 

【Information】

■Book

幻冬舎

歴史のじかん

1650円

「応仁の乱」や「忠臣蔵」など14のテーマを、専門家たちと対談形式で掘り下げるいままでにない歴史本。歴史愛にあふれる考察と、23歳のいまを閉じ込めたコラムは読み応えたっぷりだ。

 

■Radio

TOKYO FM

山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

自身初の冠レギュラー番組であり、乃木坂46メンバーとして初の帯番組。生活の現場で感じるモヤモヤやザラつきをリスナーとともにすっきりさせる。毎週月〜木曜日の13時より放送中。

 

撮影/中田 悟 ヘアメイク/稲葉紀和 スタイリング/菅野 悠