DIYを始めて最初にぶつかる難関といえるかもしれない“真っすぐ切る”。これまで多くの人が難関を越えようといろいろ知恵を絞ってきた。ここではノコギリ編、丸ノコ編に分けて“真っすぐ切る”というシンプルなテーマに合わせた補助道具、ジグ類を集めて紹介する。

 

ノコギリ編

当て木
反りやねじりのない真っすぐな角材を使いやすい長さにカットし、ノコギリを墨線に合わせて真っすぐに立てたら、この当て木の真っすぐな部分をノコギリにそえるようにして、ノコギリが傾いたり、墨線からそれないようにサポートする道具。じつにシンプルな道具だが、同じ原理の補助具は建具職人や指物師の作業場でも使われている。

ノコギリをあてる面にマグネットシートを張った当て木

 

当て木をスコヤで押さえた状態で、ノコギリを安定させて挽く例

 

マグネットシートを張った当て木をクランプで固定して挽く例

 

マイターボックス
正確なコの字型に組み立てられた溝型の箱側面に、数種類の角度の切れ込みを入れた、ノコギリで正確な切断をするためのジグの一種。溝の幅は市販品では約100mmに設定されているモデルが多い。ビスで作業台に固定できるタイプもあり、作業台に固定したほうが切断精度は高くなる。クラフト用の小さなタイプもある。

いろいろな角度の切れ込みがついたマイタ―ボックス。大きなほうは溝幅が100mm、小さなほうは溝幅が4mm

 

必要な角度の切れ込みにノコギリを差し込んで、切る角度を固定して切れる

 

小さなマイタ―ボックスにはノコギリも小さなものを使う

 

側面の張り出しを作業台に引っかけると安定する

 

ノコギリガイド
自由な角度に設定できる腕の片方にはノコギリを支えるマグネットがつき、もう片方の腕は材に引っかけて安定した作業ができるようL字のフェンスになっている。支点には角度目盛りがつき、15度間隔で角度を固定できるようになっている。折りたたんでしまえばコンパクトに収納することができる。

硬質なプラスチックでできたノコギリガイド。腕の角度を15度間隔で設定できる

 

たたんでしまえばコンパクトに収納できる

 

片方の腕を材に固定して、マグネットのついた腕でノコギリを支えて切る

 

腕にはノコギリを支えるためのマグネットがついている

 

支点の切り欠きを動かして角度を調節できる

 

ソーガイド・エフ
直線切断、角度切断以外に、傾斜切断、角度のついた傾斜切断までできる、刃の厚さが0.6mmのノコギリに対応するガイド。ノコギリの刃を上から押さえるというユニークな構造なので、マイターボックスのように材の制約があまりなく、かなり長い材の縦挽きも可能になっている。クラフトでさまざまな角度、傾斜を正確に切断する必要がある場合は非常に便利に使える。また、よりコンパクトになった「ソーガイド・ベスト」もある。

円形のプレートでノコギリを上から押さえる。ノコギリに合わせてプレートの高さも調節できる

 

直角に設定した状態。ボルトでしっかり固定できる

 

角度切りで左に45度振った状態。右にも45度まで設定することができる

 

プレートの角度を変更すればいろいろな角度の傾斜切断にも対応する

 

上から押さえるデザインなので、長さのある縦挽きにも対応する