
ネットはいつだってサクサク、速いのが理想ですよね。光回線を契約するときに気になるのが通信速度。しかし、たくさんあるネット会社、どこが速いのか探すのが大変です。一般的に100Mbps以上であれば、動画やゲームなどもサクサク快適だと言われています。
しかし、光回線を決める際に重要なのが、売り文句である最大通信速度よりも、実際の速度(実測値)。最大通信速度は理論上の速さであるため、必ずしもその速度が出るわけではないんです。今回は、光回線各社の実測値を調査しました。
実測値の平均を調査したところ、通信速度が速い光回線は、以下の回線でした。
また、アップロードに必要な速度「上り」よりも、読み込みに必要な速度「下り」を判断する方が、実用的でいいんです。各社の速度を中心に、おすすめの光回線を徹底比較!また、実質値の測り方や月額費用なども紹介します。
- コミュファ光
- NURO光
- eo光
2021年最新の、速度が速い光回線はどこ!?
まずは通信速度が早いおすすめの光回線を紹介します!
通信速度が速い、おすすめの光回線はどこなのでしょう。大手7社の平均速度を調査してみました。
回線名 | 速度 | 月額料金(戸建) | 月額料金(マンション) |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 平均下り速度: 261.31Mbps 平均上り速度: 204.93Mbps | 5,720円 | 4,400円 |
auひかり | 平均下り速度: 394.09Mbps 平均上り速度: 340.82Mbps | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目以降:5,390円 | 4,180円 |
ソフトバンク光 | 平均下り速度: 306.15Mbps 平均上り速度: 206.51Mbps | 5,720円 | 4,180円 |
NURO光 | 平均下り速度: 500.97Mbps 平均上り速度: 439.14Mbps | 5,200円 | 2,090〜2,750円 |
コミュファ光 | 平均下り速度: 529.22Mbps 平均上り速度: 320.26Mbps | 5,775円 | 5,775円 |
eo光 | 平均下り速度: 431.61Mbps 平均上り速度: 301.43Mbps | 1年目:3,248円 2年目以降:5,448円 | 1〜2年目:3,326円 3年目以降:3,876円 |
So-net光 | 平均下り速度: 296.84Mbps 平均上り速度: 229.56Mbps | 6,138円 | 4,928円 |
※コミュファ光の戸建プラン提供は東海地方・長野県のみ
※「みんなのネット回線調査」で調査
平均速度を調査した結果、通信速度が速い光回線は下記の3つでした。
- コミュファ光
- NURO光
- eo光

意外と各社の平均速度に差があるんだね!
コミュファ光
「コミュファ光」は、中部テレコミュニケーション(ctc)の光インターネットサービス。
最大10Gbpsの超高速インターネット接続をうたっています。Pontaポイントが月ごとにたまる&auスマートバリューのオプションが付いているので、auユーザーの人におすすめです。
戸建て | マンション | |
---|---|---|
提供エリア | 東海地方・長野県 | 東海地方・長野県 |
月額料金 | 5,775円 | 5,775円 |
コミュファ光スタート割 適用時 月額料金 | 1年目:3,980円 2年目以降:5,215円 | 1年目:3,380円 2年目以降:4,000円 |
工事費 | 27,500円 (キャンペーンで無料) | 27,500円 (キャンペーンで無料) |
光電話 | 330円 | 330円 |
スマホセット割 | auスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 | auスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 |
スマホセット割条件 | ・光電話の加入 ・別途申請が必要 | ・光電話の加入 ・別途申請が必要 |
おもなキャンペーン | ・新規工事費無料 ・機器利用料無料 ・他社違約金を全額還元 | ・新規工事費無料 ・機器利用料無料 ・他社違約金を全額還元 |
契約事務手数料 | 770円 | 770円 |
解約金 | 11,000円 +機器利用料解除料 | 11,000円 +機器利用料解除料 |
※プロバイダ一体型の場合
【コミュファ光のメリット】
- 工事費は無料
- 光電話の加入でスマホセット割がある
- auスマホの月額料金が割引できる(auスマートバリューに加入)

コミュファ光はプロバイダ一体型と選択型があり、プロバイダ一体型の方が料金が安いよ!
【コミュファ光の注意点】
- 通信毒度が速い3社のなかではもっとも料金が高い
- コミュファ光の戸建プラン提供は東海地方・長野県のみ
- 36ヶ月以内の解約では、機器利用料の残債分がかかる(実質無料の形式)
コミュファ光はこちら
NURO光
光回線の会社としては後発ながら、人気のNURO光。
下り最大2Gbpsをうたっていて、複数端末からの接続にも負けません。キャッシュバック金額も大きく、戸建プランで45,000円、マンションタイプ(M2T/M2Dプラン)で25,000円キャッシュバックのキャンペーンを実施中です。
なお、NURO光は、戸建てタイプとマンションタイプで料金や提供エリアが異なります。
提供エリア | 北海道・関東・東海・関西地方、 広島・岡山・福岡・佐賀県 |
---|---|
月額料金 | 5,200円 |
工事費 | 44,000円 (実質無料) |
光でんわ | 北海道・関東:550円 東海・関西・中国・九州:330円 |
スマホセット割 | Softbankスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 ※Y!mobileスマホでも可能 |
スマホセット割条件 | ・光でんわの加入 ・別途申請が必要 |
おもなキャンペーン | ・訪問設定サポート1回無料 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
解約金 | 10,450円 |
月額料金 | 2,090〜2,750円 |
---|---|
工事費 | 44,000円 (実質無料) |
光でんわ | 北海道・関東:550円 東海・関西・中国・九州:330円 |
スマホセット割 | Softbankスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 ※Y!mobileスマホでも可能 |
スマホセット割条件 | ・光でんわの加入 ・別途申請が必要 |
契約事務手数料 | 3,300円 |
解約金 | 10,450円 |
NURO光のメリット
・工事費は実質無料
・開通2ヶ月目〜37ヶ月目にかけて、分割払いと同額を割引に(開通2ヶ月目:1,230円割引、開通3〜37ヶ月目:1,222円割引)
・北海道・関東は550円、東海・関西・中国・九州は330円で光でんわの加入が可能(戸建タイプの場合)
・Softbankスマホの月額料金が割引できる
NURO光の注意点
・マンションタイプの月額はマンションの部屋数によって異なる
・分割払い期間中に解約すると残債が請求される
NURO光 戸建て・マンションミニタイプはこちら
NURO光 マンションタイプはこちら
eo光
大阪の電気通信会社、株式会社オプテージが運営する光回線がeo光。地元企業だけあって関西エリアの人に人気です。関西電力や大阪ガスと提携した割引サービスも実施しているので、関西在住の人におすすめです。
戸建て | マンション※ | |
---|---|---|
提供エリア | 関西地方 | 関西地方 |
月額料金 | 1年目:3,248円 2年目以降:5,448円 | 1〜2年目:3,326円 3年目以降:3,876円 |
工事費 | 29,700円 (実質無料) | キャンペーンで無料 |
光電話 | 314円 | 314円 |
スマホセット割 | auスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 | auスマホ月額料金が最大1,100円割引 ※最大10台 ※家族も適用可 |
スマホセット割条件 | ・光電話の加入 ・別途申請が必要 | ・光電話の加入 ・別途申請が必要 |
おもなキャンペーン | ・他社違約金還元 └戸建ては最大5万円、マンションは 最大15,000円まで ・無線LANルーターレンタル1年間無料 (戸建てのみ) | ・他社違約金還元 └戸建ては最大5万円、マンションは 最大15,000円まで ・無線LANルーターレンタル1年間無料 (戸建てのみ) |
契約事務手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
解約金 | 1年目:13,200円 2年目:6,600円 3年目以降:無料 | 1年目:最大9,114円 2年目以降:無料 |
※eo暮らしスタート割 適用時
※マンションはVDSL方式の場合の金額
eo光のメリット
・auスマホの月額料金が割引できる(auスマートバリューに加入)
・戸建ての場合、工事費は実質無料(30ヶ月間かけて、月々990円ずつ割引)
・マンションの場合キャンペーンで工事費が無料に
eo光の注意点
・分割払い期間中に解約すると残債が請求される
eo光はこちら
通信速度が速い光回線の選び方!そもそも「速い光回線」って?
光回線の基礎知識について紹介します!通信速度が速い光回線を選んで、快適なネットライフを手にれましょう。
【通信速度が速い光回線の選び方】
- ストレスなくネットを楽しむなら「100Mbps以上」の回線を選ぶのがおすすめ
- 理論上の速さである最大通信速度よりも、実際の速度(実測値)が大切
- 上り回線より下り回線の速さを要チェック!
ストレスなくネットを楽しむなら「100Mbps以上」の回線を選ぶのがおすすめ
ストレスなくネットを楽しむなら、100Mbps以上あると安心です。先ほど紹介した7社の光回線は全て100Mbpsを平均速度として出しているので安心ですね。
だいたい、25MbpsでYoutube動画の4K再生、100Mbpsでオンラインゲームなど大容量データのやりとりがスムーズになると言われています。100Mbps以上あれば、動画を見ながら写真データをアップロードなど複数の作業も速くなります。

最近はYoutube動画を大型テレビで観る人も多いよね。画面が大きくなるとそれだけ画素数が高い動画をサクサク流せるネットの速度が求められるね。

オンラインゲームなどはネット回線が早くても、PC本体のスペックが低いと結果的にカクカクした動きになってしまうみたいだね。光回線と一緒に、PCやモニターのスペックも確認しておく必要があるよ!
理論上の速さである最大通信速度よりも、実際の速度(実測値)が大切
公式HPでは速いと書かれていても、いざ使ってみると遅いことがありますよね。公式サイトで書かれているあの速度は、最大通信速度。「理論上、これくらいのスピードが出ますよ」という意味なのです。理論上のスピードなので、実際の速度とギャップが出るのは当然のことなのです。
最大通信速度は理論上の速度なので、実質値をはかる必要があります。
上り回線より下り回線の速さを要チェック!
平均下り速度: 〇〇Mbps
平均上り速度: 〇〇Mbps
という言葉で回線の速度は判断しますが、この下り・上りの意味がわからない人も多いのではないでしょうか。
このダウンロードに必要とする速さを「下り」、アップロードに必要とする速さを「上り」と表現されます。
下り速度が遅いと、動画の読み取りなどに時間がかかってしまいます。
どちらかといえば、アップロードに必要な速度「上り」よりも、読み込みに必要な速度「下り」を判断する方が、実用的でよいといわれます。
もちろん、大きなデータをクラウドにあげることが多い人は、上り回線の速さも見ておいた方がいいでしょう。
あなたの家の回線速度はどれくらい?計測サイトで測ってみよう
自分の家の回線速度がどれくらいなのか、調べておくと便利です。
ネット回線の速度は、外部サイトで測定することができます。
回線会社はもちろん、住んでいる地域や時間帯などによってスピードは変わってきます。
【ネットの速度チェックにオススメのサイト3選】
- Googleインターネット速度テスト
- Fast.com速度測定ページ
- インターネット回線スピードテスト
をご紹介します。

一般的にネットに繋ぐ人が多くなる夜の方が、回線速度は低下すると言われているよ!
Googleインターネット速度テスト
「Googleインターネット速度テスト」とGoogleの検索フォームに入れると、検索結果画面の上部に、速度テストのボタンが表示されます。
「速度テストを実行」ボタンをクリックすると、上りと下りの速度を計算してくれます。
Fast.com
HP(https://fast.com/ja/ )にアクセスすると、とくに何をしなくても自動で速度を計算してくれます。
インターネット回線スピードテスト
USENが運営するサイト(https://speedtest.gate02.ne.jp/)です。
速度の判定だけではなく、一般的な平均値と比べて自分の回線が速いのか・遅いのかも判定してくれます。

使いたい時間帯に速度が遅い場合は、乗り換えを検討するのちょうどいいね!
光回線が遅い時に考えられる原因は?
速度が速いと言われている回線会社に契約していても、なぜかネットが遅い……そんな人は、回線速度ではなく、そもそもの設定や端末のスペックが合っていないことも考えられます。
ネット回線が遅い時に考えられる原因をまとめました。
【光回線が遅い時に考えられる原因】
- 混みやすい時間帯に使っている
- そもそもルーターが古くなっている
- 複数の端末で回線を使用している
- 2.4GHzと5GHzの違いをうまく利用できていない
- マンションタイプなので回線の混雑に耐えれていない
- 調子が悪くても再起動をしていない
混みやすい時間帯に使っている
いつでも繋がるとはいえ、やはりみんながネットに繋ぐのは夜の時間帯。どの回線会社であっても、夜は回線が混みやすくなります。
また、SNSみんなが同時に呟きたくなるような話題が出た時や、ネット通販サイトのセールなど、多くの人数が特定のサイトにアクセスをした際は、そもそもサイトの処理速度をオーバーしてしまうので、いくら速度の速い回線を引いていても遅くなることがあります。
そもそもルーターが古くなっている
回線自体が速くても、それを受け取って電波を端末に飛ばすWi-Fiルーターが古い場合があります。一度回線を繋げてしまうとあまり端末自体の寿命を気にしなくなりますが、Wi-Fiルーターの寿命は一般的に3〜5年程度だと言われています。
最新のルーターは最新の Wi-Fi規格に対応しているほか、PC・テレビ・タブレット……と複数端末に繋いでも速度を保ってくれるような製品もあります。繋いだ時よりも明らかに速度が遅くなったなという場合は、ルーターの買い替えどきがきているのかもしれません。
また、戸建ての場合は、各部屋に電波を飛ばすために中継機を置いている人もいるかもしれませんが、中継機が古いと受け取りも遅くなります。
複数の端末で回線を使用している
当たり前ですが、ネットに繋ぐ端末が多くなれば多くなるほど、各端末の回線は遅くなってしまいます。パソコン、スマホ、ゲーム端末と複数の端末をネットに繋ぎたい!という人は、より回線速度の速い会社の回線との契約を検討しましょう。
2.4GHzと5GHzの違いをうまく利用できていない
各端末の各端末のWi-Fi情報に表示されるネットワーク名ですが、末尾が「a」と「g」の2種類があります。状況に応じて、「a」と「g」を切り替える必要があります。
「a」と「g」の違いとは、2.4GHzと5GHzの違いです。「a」は5GHzで、通信速度は速いが障害物に弱いなどの特徴があります。「g」は2.4GHzで、障害物に強くて遠くに届くが、電子レンジなど家電の妨害を受けやすいという特徴があります。
マンションタイプなので回線の混雑に耐えれていない
マンションなどの集合住宅では、1つの光回線をマンションの住人で共用する形になるため、戸建てに比べて回線が安定しにくいという特徴があります。
調子が悪くても再起動をしていない
スマホやPCで、調子が悪い時の対処法といえば「再起動」。これはモデムやWi-Fiルーターも同じこと。「なんだか調子が悪いなあ」という場合は、再起動をすることで調子が戻ることもあります。
よくある質問
よくある質問をまとめました。回線選びの参考にしてくださいね。
【よくある質問】
- 速度の速い光回線はどこ?
- ストレスないネットにはどれくらいの速度が必要?
- 各社がうたう速度は本当なの?
- 速い回線を判断するために何をチェックすればいい?
- 光回線が遅い時はどんな時?
速度の速い光回線はどこ?
実測値の平均を調査したところ、通信速度が速い光回線はコミュファ光、NURO光、eo光でした。大手7社の速度平均は上から以下の通りです。
回線名 | 速度 | 月額料金(戸建) | 月額料金(マンション) |
---|---|---|---|
コミュファ光 | 平均下り速度: 529.22Mbps 平均上り速度: 320.26Mbps | 5,775円 | 5,775円 |
NURO光 | 平均下り速度: 500.97Mbps 平均上り速度: 439.14Mbps | 5,200円 | 5,200円 |
eo光 | 平均下り速度: 431.61Mbps 平均上り速度: 301.43Mbps | 1年目:3,248円 2年目以降:5,448円 | 1〜2年目:3,326円 3年目以降:3,876円 |
So-net光 | 平均下り速度: 296.84Mbps 平均上り速度: 229.56Mbps | 6,138円 | 4,928円 |
ドコモ光 | 平均下り速度: 261.31Mbps 平均上り速度: 204.93Mbps | 5,720円 | 4,400円 |
auひかり | 平均下り速度: 394.09Mbps 平均上り速度: 340.82Mbps | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目以降:5,390円 | 4,180円 |
ソフトバンク光 | 平均下り速度: 306.15Mbps 平均上り速度: 206.51Mbps | 5,720円 | 4,180円 |
ストレスないネットにはどれくらいの速度が必要?
だいたいの速度は100Mbps以上あると安心です。25Mbpsでユーチューブ動画の4K再生、100Mbpsでオンラインゲームなど大容量のデータもスムーズにやりとりがなります。
また、一家庭でスマホ・PC・テレビ・ゲームなど複数の端末を繋ぐ人も、回線速度が速い回線会社を選ぶと安心です。
各社がうたう速度は本当なの?
各社が出す最大通信速度は、理論上の速さ。実際の速度(実測値)が大切なので、実質値を測ってみるのがおすすめです。
速い回線を判断するために何をチェックすればいい?
アップロードに必要な速度「上り」よりも、読み込みに必要な速度「下り」を判断する方が、実用的でよい。もちろん、大きなデータをクラウドにあげることが多い人は、上り回線の速さも見ておいた方がベターです。
光回線が遅い時はどんな時?
混みやすい時間帯に使っている、複数の端末で回線を使用しているなど使う以上はある程度仕方がない部分もありますが、2.4GHzと5GHzの違いをうまく利用できていないなど、ベストな設定を間違えている場合があります。
また、そもそもルーターが古くなっているということもあります。ひとまず異常を感じたら再起動で様子を見てみて、それでも回線が復活しない場合は、ルーターの買い替えも検討してみましょう。
まとめ
2021年10月の時点で、通信速度が速い光回線はコミュファ光、NURO光、eo光でした。
しかし、住環境やエリアによってこの3つが絶対に速いわけではありません。自分の使っているスマホのキャリアやライフスタイルやキャリアなども考慮しつつ、光回線の会社を検討してみてくださいね!