愛車の荷台・後部座席をDIYで車中泊仕様にカスタムしたアイデア実例集。すぐにでも真似したくなる、五人五色の車中泊事情をお届けします!

 

File5 ベッドを2台完備した収納力たっぷりのキャンピングカー

ノーマルモード。走行時はこんな感じ。Iさんの旅のお供である自転車が2台積載できる

 

フルオープンモード。ベッド、テーブル類を展開した様子

 

<User&Car Data>
製作者…Iさん(71歳)
ベース車…トヨタ・ハイエース
製作費用…約10万円
製作期間…約20日

 

長年ヨット遊びに興じていたIさんだったが、年齢とともにヨットに乗るのが体力的にきつくなり、車での旅行を趣味にすることを計画。しかし、自分の旅には大型の本格的なキャンピングカーである必要性を感じなかったので、ハイエースを車中泊カスタムすることにした。

製作には以前乗っていたヨット内の装備を参考にした。床は断熱材としてグラスウール、コンパネ(9mm厚)を敷き、フローリング材を張った。キャビネット付きベッドはコンパネと集成材(20mm厚)で製作。左側面には折りたたみ式のベッドもあり、奥さんとふたりでの旅行のときに使っているそう。これらの固定は木装した壁と床にビス留めしている。Iさんはほかにも網戸、ソーラー発電システム、オーニング付きのルーフキャリアなどを自作。そんな充実装備のDIYカーでこれまでに20回以上、全国各地の車中泊旅行を楽しんでいる。

 

自転車の車輪留めは、アルミ製のチャンネル材(幅80×深さ40×長さ1500mm)を床材にビス留めし、溝の前後に丸棒を取りつけている

 

キャビネット一体型のベッド。ベッド下にはバッテリーや寝袋などのキャンプ用品を収納。キャビネット側面には折りたたみ式のテーブルがある

 

自転車を降ろせば予備のベッドが展開できる。折りたたみテーブルを設置してくつろぎスペースとして使うことも多い

 

ルーフキャリアもIさんがDIY。アルミの角パイプとアングルで組み、ソーラーパネルを載せている。側面にあるのは塩ビパイプを加工して作ったオーニングケース

 

Iさんの車中泊エピソード

実際に車中泊で使ってみることで改善するところが見つかりますね

「この車では地方ごとに分けた旅行を23回行ないました。なかでも北海道には4回(最長45日間)行きましたが、とくに道東がよかったですね。製作期間は20日くらいですが、『ベッド上段の荷物置き場は折りたためるようにしたほうが、ベッド下の荷物が取り出しやすくなるな』とか、旅行中に改善ポイントが見つかるたびに、手を加えていきました。とくにキャビネット側面のテーブルは、コンロとコップ置き場としての出番が多いので重宝しています」

 

*掲載データは2017年6月時のものです。