自作ストーブのバリエーションのひとつとして、まだまだ根強い人気を誇るロケットストーブ。以前にも本誌で少しだけDIY事例を紹介したが、簡単に手作りできて、機能性も上々と好評の様子。そうなるとじっとしてられないのが、われらドゥーパ!編集部。庭で火を愉しみ、アウトドアクッキングを堪能すべく、ロケットストーブ作りに挑戦だ〜!

Version A 一斗缶&薪ストーブ用煙突による簡易型ロケストの作り方はコチラ
Version B 耐火レンガ&コンクリートの常設型ロケストの作り方はコチラ

 

File1 どっしり固定型!自然石で覆ったワイルドストーブ

by Mさん(長野県)

石積みの中に2本の燃焼部が並ぶ、威力抜群のロケットストーブ。カレーもご飯も一気にイケるぜ!

 

ロケットストーブをテスト製作したところ、想像以上に燃焼効率がよく感動。ガーデンコンロとして活用するために石積みの固定型を作った。燃焼部は煙突部材のT曲と直筒を組み合わせて製作。周りを灰と自然石で囲って断熱層にした。石を積んでは灰詰めを繰り返し、大きめのすき間にはモルタルを流し込んで固定している。

 

製作中の様子で燃焼部の構造がわかる。内側には灰がたっぷり詰まっている

 

File2 持ち運べる!アイアンロケットストーブ

by Sさん(山口県)

煙突上端の四隅に取り付けた鉄筋は五徳。持ち手と脚も鉄筋で作った

 

12.5cm角の鉄パイプ材で作ったロケットストーブは、奥行き34×高さ56cm。持ち運べる小型サイズだ。冬場は垂直部が冷えて燃焼効率が悪くなるため、トタンを巻いて使う。が、「手元にあった廃材で作ったんだけど、もっと断熱性を考慮した方がよかった…」とか。最適な資材を調達して、再挑戦したいそう。

 

小さくても火力はバッチリ!

 

長い薪も燃やせるよう、鉄筋で作った補助具を焚き口にセットして使う

 

石焼きイモは40〜45分で焼き上がるそう

 

File3 煙突高90cmで調子上々!据え置き型キッチンストーブ

by Uさん(北海道)

煙突上端は右がレンガ、左がメガネ石を敷いている。左の羽釜では米を炊いているところ。米に十分に水を吸わせ、強火で一気に沸騰させたら弱火(燃料を足さない)で15分。十分に蒸らせば美味しいごはんができあがるそう

 

森の中でガスコンロのように普通に使えるものにしたいと、ふた口・据え置き型のロケットストーブを製作。据え置き型だが、メンテナンスしやすいように、地面に固定していないのがポイントだ。外壁材(サイディングボード)と木材で枠を作り、その中に燃焼部となる煙突を仕込んで、火山灰を詰めている。煙突の高さは90cm。炎の引きがよく調子がいいそう。

 

枠の中にはこのように煙突が収まる。空いたスペースに火山灰を充填したらほぼ完成

 

こちらはUさんが初めて作ったロケットストーブ。高さ60㎝で炎の引きが悪かったため、高さ90cmのものを製作することにしたようだ

*掲載データは2012年12月時のものです。