アップルは10日(米現地時間)、iPod touchを製造終了することを正式に発表しました。アップル公式ストアやアップル直営店、アップル正規代理店では在庫限りの販売となります。

 

iPod touchは「iPod」ブランドとして最後に残った製品であり、3年前の2019年5月から後継モデルが投入されていません。今回の生産終了により、20年以上前に登場したiPodシリーズが消滅することになります。

 

アップルいわく、iPodの「外出先に音楽を持ち歩ける」機能はiPhoneやApple WatchからiPadやMacまですべてのアップル製品で利用できるとのことです。要するに音楽に特化したデバイスは時代遅れになった、と示唆しているようです。

 

アップルのワールドワイドマーケティング担当シニアバイスプレジデントのグレッグ・ジョスウィアック氏は声明のなかで、他のアップル製品にも「iPodの精神は生き続けている」と述べています。

 

初代iPodは、今から21年前の2001年10月に発表されました。当時は「1000曲をポケットに」をキャッチフレーズとして登場した画期的な音楽デバイスであり、当時としては小型軽量かつ低消費電力だった東芝製の1.8インチHDDのおかげで実現したとの関係者証言もありました。

 

その後アップルはiPod Shuffle、iPod nano、iPod touchなど、多くのバリエーションを投入してきましたが、その後どれも段階的に製造中止され、市場や店頭から姿を消しています。

 

最後のiPodとなる第7世代iPod touchは、日本では2万3980円(税込)から。分厚いベゼルのある4インチ画面や指紋センサーのないホームボタンはiPhone 5から引き継いだもので、プロセッサのA10 FusionはiPhone 7と同じです。

 

一時は第8世代モデルが登場するとの噂もありましたが、伝統ある「iPod」ブランドは表舞台からこのまま立ち去っていくようです。

 

Source:Apple
via:MacRumors