iPhoneのeSIM関連バグ(と思われる現象)により、メッセージ(iMessage)やFaceTimeが使えなくなり、場合によっては物理SIMを入れないと直らないトラブルが伝えられています。

 

アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、この問題を米キャリアのT-Mobileで経験したことや、ほかのキャリアでも同じトラブルがあったと報告しています。

 

ここでいうeSIMとは、iPhoneに内蔵されているデジタルSIMのこと。物理的なSIMを交換しなくても通信キャリアを変更でき、キャリアの窓口に行くなどの手間がかかりません。また、物理SIMとeSIMを併用することで2つの電話番号を使えるメリットもあります。アップルは2018年のiPhone XR/XSにて、初めてiPhoneにeSIMを搭載しました。

 

さてGurman氏は、あらゆるトラブルシューティングを試したがうまくいかず、物理SIMを入手するしかなかったとツイートしています。そしてT-Mobileストアの担当者がすばやく物理SIMをアクティベートしてくれたことを感謝しつつ、そもそも「あってはならない問題だ」と指摘。さらにほかの人も同じトラブルを窓口に持ち込み、アップルも解決できなかったと聞いたそうです。

 

またGurman氏は、アップルではなく直接T-Mobileに問い合わせたそうです。なぜかといえば、アップルが提供しているトラブルシューティングは、Gurman氏がすべて試しており、アップルはこの問題を解決できないのではと判断したためだそうです。それにほかのキャリアでも同じようなこと、あるいはメッセージやFaceTimeが最初から起動できないとの報告もあったと付け加えています。

 

ほかの米国のキャリアではVerizon、インドではAirtelで起こったとの声も報告されています。Gurman氏は、この問題がiOSの不具合だと結論づけ、 iOS 15.4、15.5と15.6ベータ1にバグがあることは確かだと述べています。

 

複数の報告の中にはeSIMを無効にして再アクティブ化する、あるいはiPhoneからeSIMのアカウントを削除して再設定することで解決した例もあるようです。しかし、T-Mobileに少なくとも3回もeSIMを再発行してもらい、ようやく解決したかと思えば回線そのものに問題が起こり……とのツイートもあり、かなり厄介なトラブルに違いないようです。

 

メッセージやFaceTime、そのほかeSIMの電話番号に紐付いたアプリが使えなくなるのは、大変困ったこと。アップルの公式な対応を待ちたいところです。

Source:Mark Gurman(Twitter) 
via:9to5Mac