照明やエネルギーのソリューションを開発するパナソニック エレクトリックワークス社は、屋外照明の新商品「llumiro(ルミロ)」を発売しました。かつて街頭を照らしたオイルランプの灯りをモチーフにし、“ゆっくりと眺めていたくなるような心地よい光”を目指して開発された本品をレポートしていきます。

 

導光ロッドが呼び起こす、オイルランプの情緒的温もり

↑ルミロの光は、現代的なスタイリッシュさと、昔懐かしさを同時に感じさせます

 

ルミロは、オフィスやホテルの前庭、公園などの公共施設向けの屋外照明として開発されました。オイルランプの灯りをモチーフにしたという本品は、ただ周囲を照らすだけでなく「照明自体を眺めて楽しむ」ことをコンセプトにしています。その情緒的な光を生む秘訣は、内部に仕込まれた導光ロッド(アクリル樹脂製の棒)です。

 

導光ロッドの表面には、光を反射・屈折させるレンズのような役割をする小さな凹凸「マイクロプリズム」が2万個も設けられています。このマイクロプリズムが光の反射をコントロール。導光ロッド下部に内蔵されたLEDが放つ光をさまざまな方向に導くことで、きらめくような光り方を実現しています。

↑光が通っていないときの導光ロッド。外周に白く見えているのがマイクロプリズムです

 

マイクロプリズムのない導光ロッド本体は、“太い光ファイバー”のようなもの。もし、マイクロプリズムがなければ、導光ロッド内に入った光が周囲に拡散されることはありません。光源があるのは導光ロッドの下にありますが、人間の目からはまるでロッド上のマイクロプリズムが発光しているように見えます。

 

ちなみに、導光ロッドの役割の大きさは、商品名にも表れています。ルミロという商品名は、光で飾るという意味のイルミネイトからとった「ルミ」と、ロッドの「ロ」を組み合わせてつけられたものです。

↑スマホのライトを導光ロッドの下に潜らせた様子。人間の目には、マイクロプリズムが光っているように映ります。光が全体に拡散するので、眩しさはありません

 

4種類の導光ロッドをラインナップ

導光ロッドのデザインは、さまざまな設置場所のニーズに応えるための4種類をラインナップ。それぞれが、スタイリッシュあるいはロマンチックといった、異なる情景を醸し出します。また高さは、ローポールライト、フットスタンドライトの2種類が用意されています。

↑4種類の導光ロッド。左から、コアタイプ、グラデーションタイプ、ツインクルタイプ、ラインタイプ

 

↑コアタイプは、ロッド中央で明るくきらめく光が、賑わいの空間を演出。主な設置場所には、人が集まる広場が想定されています

 

↑グラデーションタイプ。ロッド上部にマイクロプリズムが多く配置されており、上から降り注ぐような光が足元を照らします

 

↑ツインクルタイプは「星屑のような光の粒」でロマンチック感を演出。ホテルなどへの導入を念頭においたものです

 

↑ラインタイプでは、マイクロプリズムを線状に配置。ほかの3タイプとは異なる、独特の洗練性があります

 

オイルランプのクラシカルな光をモチーフしている本品の光の色温度は、いわゆる電球色の2700K(ケルビン)。なお、3000K、3500K、4000Kと、より白色に近い色味にも変更できます。

 

ルミロの価格は、1台あたり税込8万8000円〜です。