今年の4月、メジャーリーグでは史上初めて女性コーチが公式戦のフィールドに立ち、5月にはワールドカップのマッチ・オフィシャル(レフリー)に日本から山下良美国際審判員が選ばれ史上初の女性審判員になるなど、男子スポーツ界における女性の躍進が話題となっているが、ラグビーでも歴史的な瞬間が訪れた。

 

日本時間6月26日、ポルトガルのリスボンで行われた男子ラグビーのテストマッチ、ポルトガル対イタリア戦で女性審判が史上初めて試合を裁いた。しかも、今回は審判団が全員女性ということでさらに注目されたのだ。

 

 

しかも、イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランド、フランス、イタリアの欧州強豪6か国によるシックスネーションズ参加国のテストマッチで、女性が審判を務めるのも史上初。試合は、38-31でイタリアが勝利を収めた。

 

今回、審判団として参加したのは、主審がスコットランド出身のホリー・デビッドソン、副審がイングランド出身のサラ・コックスとフランス出身のオーレリー・グロワゼロー。そして、テレビジョン・マッチ・オフィシャル(TMO)は、イングランドのクレア・ホドネットが担当した。

 

 

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ラグビーユニオンの国際競技連盟、ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、5月末に審判団を発表した際「女性審判員の強みと層の厚さが世界的に発展していることを意味する。この素晴らしい競技に関わることを望んでいる女性たちに多くの道筋を示すだろう」と述べた。

 

この発表を受けた主審のデビッドソンは「女性として初めて男子シックスネーションズ参加国の試合を裁くことは非常に光栄で、誇れるもの」とコメントした。

 

ワールドラグビーの公式インスタグラムでは、試合に向かう審判団、そして試合を終えて安堵した様子の彼女たちの表情までも収めた動画を投稿。

 

 

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今後もますます躍進が期待される、男子競技における女性の進出。いずれ“歴史的快挙”と話題にされないほど、当たり前のことになる日を心待ちにしたい。