旧FacebookのMeta社が、今後いっそうの事業縮小にそなえて、管理職にクビにする従業員を特定せよと解釈できそうな指示をしているとの噂が伝えられています。

↑Meta Logo On Smartphone Being Held/Shutterstock

 

有料ニュースメディアThe Informationによると、Metaのリモートプレゼンス担当副社長のMaher Saba氏はマネージャーらに、チーム内で「サポートが必要」な人を特定するよう指示したとのことです。また成績の悪い「軌道に乗れない人」を「退場させるように」と通達したとも述べられています。

 

Meta社は同誌のコメント要請に応じなかったため、これらの指示が本当に意味するところは不明です。

 

またThe Washington Postの情報源によれば、従業員らはこれが「業績改善計画」の作成に使われ、結局は大量の首切りに繋がるのではないかと心配しているそうです。またSaba氏は「直属の部下が惰性で仕事をしていたり、成績が悪かったなら、その人は我々が必要としている人材ではなく、この会社を失敗させる者だ」とも書いたと伝えられています。会社にとってマイナスどころかプラマイゼロでも許されない、ということでしょう。

 

Meta社のマーク・ザッカーバーグCEOは、今月初めの質疑応答で、同社が「最近の歴史の中で最悪の不況の一つ」に直面していると従業員に警告していました。5月には今年の採用を減速すると言っていましたが、その場では新規エンジニアの採用目標人数を約30%減らすことを明らかにしています。

 

またザッカーバーグ氏は従業員への期待を高め、よりアグレッシブな目標を与えることも宣言しています。「この会社は自分には合わないと思う人もいるだろうし、それはそれでいいんだ。現実的には、この会社にいるべきでない人たちがたくさんいるのでしょう」と語ったと報じられていました。

 

SNS企業でありメタバースの旗振りをするMeta社は、アップルがiOS 14.5以降に導入したATT(異なるアプリやウェブをまたいでユーザーを追跡するときには、明示的な許可が必要)によりターゲティング広告の有効性が落ち、大幅に収益が落ちると見込んでいました。またVRヘッドセット「Meta Quest 2」は安さを強みに普及台数を伸ばしてきましたが、景気後退のリスクが一因となって、VRへの投資を減速しているとの観測もあります。

 

Meta社の今後はさておき、次世代VRヘッドセット「Meta Quest Pro」は無事に発売されることを祈りたいところです。

 

Source:The Information,Washington Post

via:Engadget