子どものころに使っていた文房具は、なぜかいまでも記憶にハッキリ残っているものだ。そんな懐かし文房具の“最新Ver.”を見てみよう。進化したものもあれば、変わらないものもある!

 

※こちらは「GetNavi 20227月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

ギミックがあればあるほど心躍る!ハイテク筆箱

もちろんハイテクと言っても、実際に最先端技術が使われているわけではない。持っているだけでワクワクするような何だかカッコいいギミック、目新しい機能が盛り込まれていれば、それは子どもにとってのハイテク筆箱なのだ。

 

用途に合わせてスイッチング!ゲーム機みたいな3段合体筆箱

クツワ
ドッキングZ(ダイナソーグリーン)

2530円(店頭在庫がなくなり次第終了)

カバンや引き出しのサイズに合わせて左右のパーツを着脱させることで、効率的に持ち運べる3段合体筆箱。パーツをひとつ付けた状態ならランドセルに横向きで収納できるのもポイントだ。

 

はかどりツールとして現代に生まれ変わった

そもそも小学生用のハイテク筆箱は、“勉強の邪魔”として親や学校に敵視されていた時代が長い。特に1970年代に各メーカーから発売されて大ブームとなった変形筆箱は、やがてオモチャめいた多ギミック化の道を進んだことで90年ごろには全国的にPTAで学校持ち込み禁止となったのだ。

 

以降、基本的に平成時代の筆箱は「シンプルなほど良い」という価値観に支配されることとなる。しかし、令和のいま、小学生の筆箱は再びハイテク化しつつあるのをご存知だろうか。例えば、脱ゆとりの学習指導要領で膨れあがった教材と共にランドセルに入るスリム変形筆箱。こちらは収納力を保持しているのが特徴だ。また、GIGAスクール構想に対応し、タブレットと共存可能な変形筆箱もある。

 

かつてオモチャ扱いされていたハイテク筆箱は、いまや別物。勉強を効率化させる〝はかどりツール〟として生まれ変わったのだ。

 

3段階に変形!

↑ベースはコンパクトで軽量な両面筆箱。しかし両側にガシン!ガシン!と消しゴム入れ&鉛筆削りを合体させることで、より機能的な形態に変形する

 

↑授業中に突然芯が折れても困らない鉛筆削り器は、小学生のマスト装備。切れ味に定評のある中島重久堂製の刃でスルスル削れる

 

↑軟質樹脂ホルダーは、丸・三角・六角軸/細め〜太めの鉛筆をすべてしっかりホールド。芯先ガードで尖った芯も折らずに持ち運び可能だ

 

PLAYBACK!

1966年

↑比較的初期の変形筆箱「2F(ツーエフ)」は中皿をスライドさせることで文房具を取り出しやすいよう工夫。シンプルかつ実用的なデザインだ

 

1972年

↑2重ダイヤル錠の鍵付き筆箱「ロックンロック筆入」には、親や友達にもヒミツの小物を入れておける。ただし手慣れた子なら指先の感覚だけで解錠できたとか

 

1979年

↑「合体コンボ」は鉛筆挿しや定規ホルダーを磁石の力を使って分離・合体。ユニットを自分好みに配置し直すことで、取り出しが効率化できる

 

1990年

↑ダイヤルを回してボタンを押すと、ペンや定規が飛び出す「タッチポン・アルファ」。小物ボックスやリピート・メモなど面白いギミックが満載だ

 

2019年

↑3サイズにチェンジする「ドッキングZ」発売

 

2021年

↑GIGAスクール構想対応筆箱「タツール筆入」は、フタを固定することでタブレットスタンドに変形。横置きなら最大13インチのタブレットまで対応する