老後の生活拠点として購入した那須の別荘。

母屋横のガレージ兼工房からは、週末ともなれば電動工具の小気味のいい機械音が響きわたる。

孫のために作る木工作品は、どれも愛情たっぷりの作品なのだ。

 

Case2 週末は趣味の木工とカー&バイクのメンテナンス。別荘に建てたハーフビルドのマイガレージ

ガレージ内、左半分が駐車スペース、右半分が木工用の工房

 

緑に囲まれたS邸のガレージ。シャッターのついた開口部の位置は自由に設定できるのだとか

 

<記事内ギャラリー>

 

<オーナーDATA>
製作者…Sさん(62歳・ホームセンターパート・DIY歴10年)
製作期間…5日間
製作費用…約180万円(基礎別)
ガレージスタイル…ハーフビルドによる木工房

 

 

基礎・構造は業者に、わずか5日間で完成!

将来の永住の地として購入した那須の別荘に、木工用の工房兼ガレージを建てたSさん。

「以前はオーディオが大好きで、スピーカーなんかも自作していたんです。それもDIYといえばDIYですよね」

自作のテーブルソー前で、笑顔で語るのがSさん。お孫さんの誕生をきっかけに、今はすっかり木工の魅力にはまってしまっているのだとか。自宅では思うように作業もできず、別荘購入の際、「木工もできるガレージを建てよう」と考えたのだという。

今回紹介するガレージは、Sさんにとって2棟目のガレージで、イソダウッドワークスのもの。基礎は地元の業者に依頼し、ガレージ材の搬入時1日だけ業者に躯体づくりを依頼した。「こつこつと時間をかけるのが苦手」というSさんは、その他の作業を独力で一気に5日間で仕上げてしまった。

「サイディングにはすべてスクリュークギを使用したのですが、これがなかなか打ち込みづらくて苦労しました」

ガレージ内は半分が木工用の工房で、もう半分は駐車スペース。もともと自動車ディーラーでメンテナンスの仕事をされていたことから、ガレージ内には当時使用していた工具類もずらりと並んでいる。

定年退職後は地元のホームセンターでパートタイマーとして働き、休日ともなれば奥様とこの別荘にやってくる。時間を忘れて木工三昧のSさん、奥様も趣味の裁縫に没頭し、「食事の時以外は顔をあわさない」と笑う。お孫さんが喜ぶ顔を思い描きつつ、今日も小気味の良い機械音を響かせている。

 

自作のテーブルソーで工作中のSさん。「道具を甘く見ると大けがをする」(Sさん)と、事故防止用のアクリル板も取りつけた

 

母屋デッキ上から見たガレージ。「やれることは自分で」がモットーのSさん。もちろん、このウリンのデッキもDIYによるもの

 

天井高も十分にあり、いずれはロフトを作って資材置場にする予定

 

現在製作中の“トトロの家”。もちろんこれもお孫さんのためのものだ

 

床面は整備工場用の特殊塗料を使用

ガレージの強度を考慮して、コンクリートのベタ基礎にしたSさんのガレージ。当初はコンクリート面むき出しのまま作業をしていたが、木屑とホコリに大苦戦。試行錯誤した結果、カーメンテナンスの仕事をしていた頃を思い出し、一般工場や修理工場などの床に使用される特殊塗料を使用することに。油にも強く掃除も楽になったという。

昔はモトクロスの選手だったというSさん。現在も50ccのバイクを1台所有

写真◎高島宏幸/取材協力◎イソダウッドワークス

*掲載データは2009年6月時のものです。