気になる新車を一気乗り! 今回の「NEW VEHICLE REPORT」で取り上げるピュアEV。新世代BMWを象徴する「iX」。早くからピュアEV市場に進出していたメーカーの最新作だけに、いずれもその完成度の高さが光る。

※こちらは「GetNavi」 2022年7月号に掲載された記事を再編集したものです。

 

早くからEVを手掛けてきたBMWの真骨頂的モデル

EV

BMW

iX

SPEC【xDrive50】●全長×全幅×全高:4955×1965×1695mm●車両重量:2530kg●パワーユニット:電気モーター×2●バッテリー総電力量:111.5kWh●最高出力(システムトータル):523PS●最大トルク(システムトータル):64.2kg-m●一充電最大航続距離(WLTCモード):650km

 

 

欧州の自動車メーカーは日本以上に電動化に注力しているが、なかでも早くから本格的に取り組んできたのがBMWだ。スポーティなイメージが強いブランドながら、2014年にはF1から撤退してまで、電動車ブランドの“i”を立ち上げ「i3」を発売。EVであってもBMWらしさを大切にするべく、量産車として初めて車体の大部分にカーボンファイバーを採用するなど、軽量化に取り組んだ。

 

その経験を踏まえてEV専用車の第2弾として送り出されたのが「iX」。フラッグシップでもあり、これ以上ないほどに気合いが入った開発を経て生まれたモデルだ。静かで滑らか、そして力強いのがEVの特徴だが、iXではそれが究極まで磨き上げられている。外界と切り離されているかのような静けさには、ショックを受けるほど。早くからEVを送り出してきたメーカーが本気を出すとここまでのレベルになるのか驚く。ライバルにとっては高いハードルになることは間違いない。

 

[Point 1] 静粛性と航続距離はピカイチ

プレミアムブランドのBMWらしく静粛性の高い走りが自慢。日本仕様はベーシックな40と最大航続距離650kmを実現する50(写真)に加え、まもなくスポーツ性を高めたM仕様もリリース予定だ。

 

[Point 2] ラグジュアリーかつ先進的!

ステアリングが自動運転時代を見据えた形状となるなど、随所で新しさをアピールするインテリア。BMW独自の操作系、iDriveも従来とは別モノ。もちろん高級感の演出にも余念はない。

 

[Point 3] SUV的な用途にも対応する広さを実現

荷室容量は、後席を使用する通常時でも500Lを確保。クロスオーバーモデルながら、SUVの用途としても十分な使い勝手を誇る。

 

[Point 4] 日本の充電規格にも完全適合する

普通充電と高速充電用のポートは1か所にまとめられる。一充電あたりの航続距離は、上級グレードではトップクラスだ。

 

[ラインナップ](グレード:パワーユニット/駆動方式/税込価格)

xDrive40:電気モーター×2/4WD/1070万円

xDrive50:電気モーター×2/4WD/1280万円

M60:電気モーター×2/4WD/未定

 

文/石井昌道 撮影/岡村昌宏(CROSSOVER)

 

 

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