元FacebookのMeta社が、VRヘッドセット「Meta Quest2」を8月1日から値上げすることを予告しました。128GB版が現在の3万7180円から5万9400円に、256GBモデルは4万9280円から7万4400円へと、それぞれ2万円以上の値上げとなります。

↑White New Generation VR Headset Isolated/Shutterstock

 

なお米国での価格は、128GB版が299ドルから399ドル、256GBモデルは399ドルから499ドル、それぞれ100ドルの値上げです。100ドル=約1万3700円(7月27日現在)ですが、本体価格+税込とすれば、米国と日本価格はほぼ同じとなる模様です。

今回の値上げにあたっては新機能の追加は一切なく、Metaは「VR業界をさらに前進させる続けるため」と説明しています。「Meta製品を製造・出荷するコストは上昇」しているとも付け加えており、やむにやまれぬ事情があるようです。

 

Meta Quest2は発売当時、3万円台という破格の安さのため品薄となるほどでした。今回のリリースでも「PCとモバイルの黎明期から、現在のプレミアムな6DoF対応のオールインワンVRヘッドセットに至るまで、Metaは長年VRに注力しており、VRエコシステムの発展のために、数十億ドルの投資をしてきました」として、利益度外視で出血大サービスしてきたことを認めている印象があります。

 

この値上げにより得たお金(Metaいわく「価格を調整」)で、MetaはVR業界をさらなる高みへと押し上げるための革新的な研究と新製品開発への投資をさらに進めることができるそうです。

 

そうした製品の1つが、Metaが予告している高級ヘッドセット「Project Cambria」でしょう。そちらも予想3Dレンダリング画像やスペック情報、「Quest Pro」という製品名の噂も相次いで届けられています。もっともMeta自らが「800ドルより大幅に高い」と言っており、Quest 2のような普及価格にはならないようです。

 

またMetaによると、Quest 2のアクセサリー価格も上げる予定とのこと。いつ、どのぐらい上げるかは明らかにしていません。

 

ただ値上げするだけでなく、新規にQuest 2を購入した人は、期間限定で人気VRリズムゲーム「Beat Saver」をもらえます。2022年8月1日〜2022年12月31日に本体を新規購入、かつ「Beat Saver」を有効にしていないアカウントで2023年1月31日までにデバイスを有効にすると、その日から2週間は無料ダウンロードできるとのこと。ちなみに「Beat Saber」本体は2990円です(楽曲パックの別売りDLCあり)。

 

少し前に有名アナリストが、MetaはVRヘッドセット市場を牽引してきたものの、景気後退によりハードウェアへの投資を減速していくと予測していました。これまで損を被ってでも安いVRヘッドセットを普及させてきたが、もはやその余裕はないようです。

 

Source:Meta