子どもは元気で外遊びがいい。走り、飛び、駆けまわる。よじ登り、はしゃぎ、大喜びする。そんな幸せな光景を見たければ、子どもたちが楽しめるDIYに挑戦してみませんか? ついでに大人たちも楽しんでみませんか?

 

<記事内ギャラリー>

 

作品File06 アスレチック遊具のような小屋で一国一城の主になった気分♪

高床式の小屋は高さ5mもある。幅2.6×奥行4m の1階デッキ部分は、ぐるりと1周できるように作られた。壁に使われた材は、キットハウスの梱包材のパレットを使っている

 

床下の電線用ドラムがミニ迷路で、4、5歳の子どもが遊べるサイズ。小屋の周囲に落ち葉を敷きつめ、クッションにしている

 

<DATA>
製作者…Sさん(53歳・オートキャンプ場オーナー)
DIY歴…15年
作った期間…40日間
作った費用…10万円

 

15年ほど前からキャンプ場のオーナーを務めるSさん。昨年、キャンプ場に来る子どもたちが〝楽しく遊べる城〟のようなもの作りたいと考え、高床式の小屋を製作した。

「キャンプ場なので自然の中で遊ぶのが当然なんだけど、遊べる建物があってもいいだろうと思ったんです」(Sさん)

使用資材は、防腐処理済み材や廃材など。また、ツリーハウスのようにするため、敷地に生えていた4mほどのスギの丸太を大黒柱に使っている。作業は、この大黒柱の設置からはじめ、デッキ、展望台、デッキ上に小屋と製作していく。もっとも苦労したのが、大黒柱の設置だった。重機を使用しながら作業をしたが、ひとりで行なったため、なかなか垂直にならず、苦戦を強いられたという。

高床式の小屋は40日ほどで完成した。ロッククライミングを楽しめる壁、ミニ迷路など子どもが楽しめる仕掛けでいっぱいだ。一国一城の主になりきり、ひとり占めする子もいるとか。製作のきっかけ通り「子どもが楽しめる城」になっている。

 

中央のランプは夜になると点灯する。展望台から屋根に出てしまう猛者がいたため、緑のネットを張った

 

子どもたちは器用にロッククライミングの壁をよじ登っていく。壁の手足をかけるホールドは、2×4材の端材を使用している。サイズは、幅1.8×高さ2.7m

 

1階小屋内部に作られたロープを使えば、電線用ドラムのミニ迷路まで降りられる

 

1階デッキ部分につながる梯子は、DIYシリーズ『我が家に手作りガーデンハウス』(学研刊)を参考に作った

 

ドラム缶を使った基礎

高床式の小屋製作で、唯一コンクリートを使用したのが、この丸太の柱の設置。子ども向けの建物なので、頑丈な作りにするため、柱の基礎にドラム缶を使用している。丸太をドラム缶に差しこみ、コンクリートを流し入れて固めた。ドラム缶は地中に3分の2程度埋められている。

がっちりとした作りが印象的なドラム缶の基礎。コンクリートのトッピングに使われたビー玉や粘土の型抜きがかわいい

*掲載データは2009年6月時のものです。

写真◎冨士井明史