愛車を格納するガレージをキットで購入。ひとりでこつこつと組み立て、内部は趣味のDIYに使いやすくアレンジ。休日を木工三昧で過ごすスペースに作り上げた。

 

<記事内ギャラリー>

 

二段こう配二面切り妻のギャンブレル屋根が特徴的なSさんのガレージ工房。見えている内部壁面が工房のスペース

 

<DATA>
施主…Sさん(59歳・会社員)
DIY歴…10年以上
製作費用…約70万円
実働製作期間…約50日
面積…約22.5㎡

 

オーバーヘッドスライダーを閉じた状態。ガレージ工房の塗装はSさんのオリジナル。ガレージ工房の奥には新しく建てたキットハウスが見える

 

 

オーバーヘッドスライダーも自分で設置

紹介するガレージは施主のSさんが、2005年に約半年かけて手作りしたグリーンベルのキットガレージ「ヒューロン」。製作前にはグリーンベルの主催する組み立て講習会にも参加し、2×4工法で組み立てるキット製作のノウハウを学び、万全の体制で組み立てにのぞんだという。

基礎だけは業者に頼んだが、基礎から上はすべてSさんひとりによる作業。規格化された2×4工法のキットとはいえ、ひとりDIYで建物の組み立てというのはなかなか大変で、高所作業や暑い真夏に重なってしまった屋根のシングル張りは、果てしない作業に思えたそうだが、それだけに充実した組み立ての経験になったということだ。
ガレージドアはアメリカで見て以来あこがれていた電動式のオーバーヘッドスライダー。

ドアの材はガレージ本体と同じサイディング材を使って組み立て、リモコン付き電動オープナーはアメリカから輸入して取り付けた。

屋根垂木の間には断熱材を入れ込んだが、効果のほどは少ないという。その屋根部分の高さを生かして、屋根の内側に沿ってぐるっとロフトを設置。大容量の物置きとして活用している。壁の一面には手前から奥まで幅50cmの作業台を設置し、反対側の壁にはサブロクサイズの折りたたみ式作業台を取り付け、車を出せば広々とした工房として使えるようにアレンジしている。収納には壁収納を目一杯に活用し、多くの道具、工具を収納している。

いい作品づくりのイメージが浮かんだ週末は、このガレージにこもってDIY三昧に過ごすのが、Sさんお気に入りの休日の過ごし方だ。

 

ガレージ工房の片方の壁に沿って入り口から奥まで幅50cmの作業台が作りつけられている。収納は壁面を目一杯利用する

 

独自に雨ドイを設置。これで耐久性が大きく改善される

 

出入り用の側面のドアはアルミサッシ。ウッディな感じに改造したいという

 

内側から見たガレージドア。ガレージ本体と同じサイディングボードを使っている

 

下から見上げた屋根方向。屋根の内周を全部ロフトにして収納力をアップ。真ん中の梁に吊り下げられているのがドアオープナーのモーター部分

 

片側の壁にはサブロクサイズの合板をそのまま1枚天板にした作業台。サブロクサイズにしたのは天板が痛んできたら、簡単に交換できるため

 

写真の作業台。実は折りたたみ式になっていて、車を入れる場合は壁面に収納する

写真◎富士井明史

*掲載データは2012年12月時のものです。