ツイッター社は新たなユーザーを増やすための新たな取り組みとして、初めて使う人がアカウントなしで公式iOSアプリをお試しできる「Try Twitter」をテスト中だと発表しました。

 

ツイッター公式には少数のユーザーに提供中だと述べられているものの、一部の国に限られているか、それとも全世界に展開しているかは明らかにされていません。

 

試用版ながらも他人のツイートを読んだりレスを付けたり、最大50人のユーザーをフォローもできるとのこと。またツイートの検索や、ニュースやトレンドの話題を探せるほか、通知も受け取れる予定だそうです。

 

これは、今までのツイッター用アプリの使い方から大きく外れているものです。現在のところ、公式アプリでツイートを見るだけでもアカウントを登録する必要があります(ウェブ版ではユーザー登録やログインしなくともツイートを読むことは可能)。

 

もちろんお試し版だけに、何もかもできるわけではありません。アカウント登録しないとリツイートやいいね!はできず、少なくとも今回のテストでは新たにツイートもできません。

 

また、ユーザー情報に基づいたパーソナライズ(その人に合わせた広告やトレンドなどの表示)もあまり機能しません。一応はフォローしている人や行ったことのある場所に基づく限られたパーソナライズ設定はできるそうです。もっとも、パーソナライズを歓迎しているとの声もあまり聞こえないため、さほど問題はないのかもしれません。

 

もともと「Try Twitter」機能は、ツイッター社が自ら公開したものではありません。まずアプリ研究者のJane Manchun Wong氏が最初に発見し、それを同社のプロダクトマネージャーLaura Burkhauser氏がテストしていることを認めたかっこうです。

 

Burkhauser氏は、このテストの狙いはユーザーがアカウントを作成しなくてもツイートを読んだり、フォローに基づくタイムラインを作るといったツイッター体験を「得られる」ようにすることだと述べています。いったんTwitterのインターフェイスに慣れてしまえば、そこからアカウントを作ってより多くのツイートを読んだり、自らツイートを投稿するようになる、という流れが期待されているようです。

 

ツイッター社は買収計画を撤回したイーロン・マスク氏と揉めている真っ最中ですが、いずれにせよビジネスの基盤となるユーザー数を増やすことが最優先事項であるのは変わりないはず。

 

そもそもマスク氏が買収に逃げ腰になった理由の1つも、同社を成長軌道に乗せることが無理だと見切ったためではないかとの憶測もありますが、ツイッターなしでは生きていけない人たちのためにも健闘を祈りたいところです。

 

Source:TechCrunch