お恥ずかしい話ではあるが……という書き出しも、この連載で何度目だろうか。まったく、生きているだけでお恥ずかしいことだらけである。

 

さて今回の恥ずかしい話とは、仕事を順序立てて片付けることができない、ということだ。というのも、筆者は物事のプライオリティ(優先順位)を考えるのがとても苦手。とにかく眼前のことにリソースを奪われがちなので、例えば「クライアントA社に一刻も早くメールして確認を取る」という最優先事項がリストにあったとしても、先にB社(特に急ぎじゃない相手)からメールを受信しちゃったら、それを読んで返事をしちゃう。

やるべき事の優先順位を考えて、目の前のことをいったん無視する、というのができないのである。そこで、思い切った改善案を打ち立ててみた。小学生用うっかりミス防止ツールの導入である。

 

目に見えるタスクを1つに絞る「うかサポ まずコレ!ふせん」

学童文具メーカーのソニックは、うっかりが起こりにくい仕組み作りをサポートする「#うかサポ」なる製品群を展開している。今回取り上げる「うかサポ まずコレ!ふせん」は、一見すると小ぶりな定期入れという感じ。そもそもは小学生の忘れ物を防ぐ管理ツールとして作られているのだが、これが上手く使えば、タスク管理超苦手マンの切り札になりそうなのだ。

SONiC(ソニック)
うかサポ
まずコレ!ふせん 携帯ケース付き
500円(税別)

 

↑表カバーの下には、タブ付きの透明シート×2がセットされている

 

↑さらにその下に、指示通りに専用付箋をセット

 

↑これで使う準備は完了

 

表のゴムベルトを外して透明窓付きの表カバーをめくると、まず透明のシートが2枚重なっており、さらにその下には専用付箋が挟みこまれている構造。

 

使うときは、まず付箋に「とにかく一番にやるべきこと」を書いて、上側の透明シートに貼る。もしその次にやるべきことがあるなら、もう一枚付箋に書いて、下側の透明シートに貼る。以上。

 

↑付箋に最初にやるべきタスクを記入して、透明シートに貼っておく

 

↑こんな感じでToDo確認。今やることを限定することで、集中しやすくなるのだ

 

カバーを閉じると、見えるのは「一番にやるべき=絶対に今やること」だけ。なので、これ以外のことはやらない! と心に誓わなければならない(コレが大事)。逆に、ここに表示されている以外はやらなくていい、と考えればラクかも知れない。

 

で、表示されているタスクを達成したら、付箋を剥がす。すると次にやるべきことが指示されるので、同じようにこなせばよい。

↑タスクを完了したら、シートから付箋を取り除く。次はまた表示されたタスクに取りかかろう

 

この作業が完了すればひとまず優先度の高いタスクは片付いた、ということになるだろう。そうしたらいったん落ち着いて、次の優先タスク1位と2位をふせんに書き出し、貼る。この繰り返しである。

 

↑さすがに専用付箋のデザインが子どもっぽすぎるな……と思うなら、普通の付箋(50×75mm)に交換してもOK

 

どうしてこんなに手間のかかることを……? と思われる方もいるかもしれない。普通にToDoリスト作ってこなしていけばいいじゃない、という話だ。分かる。

 

しかし、筆者のように物事の順序立てが苦手なタイプだと、リストにいくつものタスクが並んでいる時点で順序付けができなくなり、結果、リストを無視してしまいがち。対してタスクが目に見えている1つだけであれば、順序を考えるまでもない。つまり、悩まずに済むわけで、これは気分的にとても救われるのである。

↑自宅で使うときは、首から下げると良さそう。視界からあまり遠ざけないのがポイントだ

 

現時点で、手帳を始めとしたビジネス用タスク管理ツールは「できる人にやさしく、できない人に厳しい」形になりがちだ。だから筆者ほど酷くはないにせよ、似たような悩みを抱えている人は意外と多いんじゃないだろうか?

 

そういったタスク管理に振り落とされた人たちにとって、学童向けのツールは大いなる助けになるのかもしれない。子ども用だからなー、と恥ずかしさを感じる人もいるかもしれないが、付箋さえ入れ替えてしまえば、バレる心配は薄い。ガンガン使っていけばイイと思うのだ。