不器用な人は、修正テープに厳しい意見を持ちがちである。ソースは筆者。なにしろ、修正テープはいろいろと難しいのだ……。

 

まず、テープをガタつかせずにまっすぐ引くのが高難度だし、狙った場所だけ的確に修正するのも無理ゲー気味。テープのキレが悪いと斜めに削いだような修正跡が残ることもある。こういったミスやトラブルをほぼ毎回体験するのだから、それは厳しくなって当然という話だろう。

 

とはいえ、これらがクリアできる修正テープであれば、素直に「わー、すごい優秀だよー!」と褒め称えるのもやぶさかではない。ということで、褒めよう。わー、プラスの新しい修正テープ、すごい優秀だよー!

 

不器用勢にも快適なペン型修正テープ「ホワイパーPL」

その新しい修正テープというのが、プラスから9月末に発売予定のペン型修正テープ、「ホワイパーPL」(以下、PL)である。

プラス
ホワイパーPL
230円(税別)/5mm幅×6m

 

修正テープの中でも、ペン型/スリムタイプというジャンルは、さほど珍しいものではない。ペンケースに収納しやすい、ペン立てに立てておける、といったメリットがある一方で、全体的に見ると、握る際のバランスが悪いものも多く、使いづらさを感じるケースもあったのだ。

↑我が家にあったペン型修正テープ。見た目や握った印象も含めて、ホワイパーPL(写真右)が最も“ペンっぽい”と感じる

 

↑修正時の握りはこういう形で。軸がスリムなので、とても保持しやすい

 

対してPLは、まずこのバランスがとても良い。握った状態では、軸後端のテープリールが手に乗り上げる形状となっているため、リアヘビーさを感じにくいのだ。

 

また、軸のやや上方に指を置く配置によって、ヘッド周辺の視界がすっきりと開けているのもポイント。修正箇所がよく見えるので、細かな修正をするのにとても快適である。

↑握り位置の高さで、ヘッド周りが見やすい=修正位置を把握しやすいというわけ

 

↑ヘッドを押し付けると、うっすらとしなって紙に密着する。これがテープの引きミスを大幅に減らしてくれる

 

ペン先にはクッションヘッド機構を備え、筆圧をかけると適度に上下(+わずかに左右ロール)にしなる構造となっている。これがサスペンションとなって、ヘッドの紙への密着度がアップ。テープがガタつくことなく、ぴったりと修正できるという仕組みだ。

 

特に不器用さに起因する引きミスのほとんどは、ここで解消されるはずである。しかも筆者レベルの不器用さであっても、ほぼ思った通りにテープが引けたので、間違いなく優秀と断言できる。

 

↑プラス独自のファインキーパー機構によって引く際の荷重が一定となり、最後まで安定して引くことができる

 

↑「薄さらテープ」は密着性も高く、これまたとても優秀

 

テープ自体には、プラス自慢の「薄さらテープ」を採用。従来品より白色層を11%薄くしたテープは、修正跡が目立ちにくく、かつペンで再筆記しても削れにくい、とても良くできたものだ。

 

実際、このテープが使えるという一点だけでも、プラスの修正テープを選ぶ価値はあるなー、と思うほどのクオリティである。

 

↑ただ一点残念なのが、“リバースモード”の不搭載。クッションヘッドによって、押すとヘッドが浮いて空転しまうのだ

 

使い切りではあるものの、握りやすさ・引きやすさ・収納面とかなりオールマイティで、個人的には本当に良くできた修正テープだと思う。修正テープに苦手意識を持っている人にも、間違いなくオススメできる1本である。