チェンソーといえば、イメージされるのはエンジンを動力としたモデルだが、今回紹介するのは、充電式バッテリーを電源とする電動チェンソー。

電源がバッテリーなので、一般的な電動チェンソーのように、コードを引き回す必要がなく、屋外でも軽快に使うことができる。

今回使用したバッテリーチェンソーはSTIHL MSA 160 C-BQ。径20cmの丸太の連続玉切りまで使用できる、高い実用性を持つモデル

 

バッテリーチェンソーはDIYにぴったり

薪作り、枝払いなど園芸作業、軽度のログワークに使うなら、振動と騒音の少ないバッテリーチェンソーはとても使いやすい。住宅地の庭などで使うとなると、騒音の出るエンジンチェンソーは使えないので、バッテリーチェンソーしか選択肢はない。この、STIHL MSA 160C BQは36Vのハイパワーバッテリーリチウムイオンで駆動する高効率のモーターを搭載し、新型の低振動(=低騒音)ソーチェンを装備したモデル。

長さ30cmのガイドバーは、径20cmまでの樹木を切断するようにデザインされているので、ガーデンDIYで丸太を相手にするにはちょうど手頃なサイズになる。

バッテリーチェンソーは、充電したバッテリーをセットし、ハンドルサイドのセーフティーボタンを押しながら、スロットル(トリガースイッチ)を引けば、シャーッという軽快な音と共にソーチェンが回り出す。ちょうど丸ノコを使うのと同じように使うことができるのは電動ならではの使いやすさだ。

また、体の安全対策も重要なポイント。以下の写真のように頭、目、手、下半身、足は必ず保護して作業する。

 

<始動の仕方>

 

チェンソー作業の基本「玉切り」で扱いに慣れる

直径20cmまでの間伐材を、薪に使いやすい長さに切り分ける。こうした切断は、林業やログワークでは玉切りと呼ぶ。チェンソーの基本的な作業だ。切る材は写真のように馬に乗せ、安定して切れるように準備しておく。

チェンソーは本体と直角になるようにハンドルが付いていて、写真のように、ここを持ってぶら下げると、ちょうどバランスが取れるようになっている。そのままアクセルのハンドルを握り、目線が目、ソーチェン、墨線と一直線になるように構え、材にソーチェンを当てずにチェンソーを始動。すぐ回転が安定するので、目、ソーチェン、墨線を一直線に保ったままソーチェンを材に当てれば切断開始。ちゃんと研いであるソーチェンが付いていれば、チェンソーの重さだけで切れていく。玉切りでは材にチェンソーを押し付ける必要はない。押し付けなければ切れないのは、刃が減っているためなので、すぐ研ぎ直す。

枝払いなども同様に切る場所を決めたら、目、ソーチェン、墨線を真っすぐに構え切る。足元をしっかり決め、枝の落ちる方向を見極めて、なるべく枝の上部から、何回かに分けて切ると安全に切れる。枝払いなど、チェンソーを持ち上げる作業では、チェンソーが肩より上がらないように注意する。

 

<玉切りでのチェンソーの動き>

 

<玉切り作業手順>

写真◎冨士井明史/取材協力◎栗田宏武、スチール

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*掲載データは2012年8月時のものです。