オシャレな家電って、なかなかないよね。あったとしても、どうせ手が届かない値段でしょ……? そんな声に応えるかのように、EPEIOS JAPAN(エペイオス・ジャパン)から新たな家電シリーズが発表されました。それが、「FoElem(フォーエレム)」です。

 

著名なデザイナーによるデザイン、手が届きやすい価格が魅力

都内で開催された発表会では、同シリーズから発売されるスマート加湿器「Heal(ヒアル)」・スマートノンフライオーブン「Chef(シェフ)」・スマートコーヒーメーカー「Mocca(モカ)」・スマートファン「Wind(ウィンド)」の4製品がお披露目されました。

 

これらの製品について、同社社長の駒崎竹彦氏は「現在は、良いものを長く使う時代だからこそ、長く愛されるデザインが必要。今回は、世界で活躍する2名の素晴らしいデザイナーを迎え、感性に訴えかけるような素晴らしい製品になりました」と語りました。確かに、どれを見てもデザインがひと味ちがいますね。しかも価格はどれも2〜3万円台で、手が届きやすいのがうれしいところです。

↑左からスマートノンフライオーブン「Chef」、スマートコーヒーメーカー「Mocca」、スマート加湿器「Heal」、スマートファン「Wind」

 

「FoElem」のデザインを手掛けたのは、2名の経験豊かなデザイナー。一人はエルメスのスカーフやテーブルウェアのアートディレクターを務めるブノワ・ピエール エミリー氏。もう一人は、ロンドンの王立芸術カレッジでブノワ氏とともに学んだダミアン・オー シュリバン氏です。ダミアン氏はフィリップスで工業デザインを手がけたのち、ルイ・ヴィトン、エルメスなど名だたるラグジュアリーブランドでデザインに従事しました。

 

当初はエペイオスからブノワ氏にコラボの打診があり、ブノワ氏が工業デザインをよく知るダミアン氏に声をかけて、今回のような共同体制になったのだとか。

↑発表会では、デザインを手掛けたダミアン・オー シュリバン氏(左)とブノワ・ピエール エミリー氏(右)が登壇

 

「水・火・土・空気」の四元素がテーマ

2名のデザイナーはそれぞれ、今回のプロジェクトの印象と自らのデザイン哲学について話してくれました。

 

「日本は大好きな国で、今回のコラボはうれしい。また、これまでのキャリアのなかで家電に関わったことがないので、ドキドキする面白い話だと思っている。デザインで重要に思っていることは、シンプルであること、そして本質をとらえていること。我々はテクノロジーに溢れた世界で生きているが、生活の本質は変わっていない。食事を温める、休息するといったことは生活の本質的なもの。私たちは、そこに注目しました」(ブノワ氏)

↑ブノワ・ピエール エミリー氏

 

「話を聞いたときは、本当にうれしいと思った。私のフィリップスでの経験を活かせると思ったし、いままでもブノアと仕事をして楽しかった経験もあった。また、ラグジュアリーブランドでの経験を通して、生活のなかに魔法のような楽しいこと、楽しいことを作るのが私の目的でもあります」(ダミアン氏)

↑ダミアン・オー シュリバン氏

 

また、今回の新ブランドでは、「水・火・土・空気」の四元素をそれぞれ4つの製品のテーマとし、それら四元素が自然の中で織りなす変化を感じ取れるデザインにまとめたとのこと。

 

ダミアン氏は、「オーブンは火であり、コーヒーメーカーは土、加湿器は水、ファンは空気がテーマ。この4つの製品には、デザインのディテールの色々な部分で四元素を取り入れているので、注目してほしい」と語りました。

 

ブノワ氏は「それぞれのエレメントがどのように変化を見せるのか、これもコンセプトの重要な部分です」と語りました。ちなみに、ブランド名の「FoElem」は英語のFour Elements(四元素)に由来しているそう。

↑四元素について説明するエペイオスの駒崎竹彦社長。「FoElem」は、四元素が⾃然の中で織りなす変化を感じられるデザインとなっていると説明

 

こうして出来上がった製品は、デザイナー両名にとって満足感が高い仕上がりになったよう。

 

「どこか詩のような、生活に喜びを与え、幸福感を与えるような製品したかった。今回の来日で初めて最終版を見ましたが、チームの仕事のすばらしさに感謝。私がデザインを考えて、ダミアンが最終段階に持っていったが、オリジナルデザインを尊重してくれたことがうれしい。4つの家電製品を見ると、ひとつのファミリーのようなイメージで、違和感のないデザインに仕上がったと思う」(ブノア氏)

 

加湿器Healでは、自然の中での水の循環を表現

さて、以下ではそんなデザイナーたちの自信作をチェックしていきましょう。なかでも注目は、「FoElem」の第一弾となるスマート加湿器「Heal」。発売は11月17日で、直販価格は2万4310円(税込)です。

↑スマート加湿器「Heal」

 

四元素の「⽔」をテーマとするHealは、⽔が蒸発して空に上り、また⾬となって地上に降り注ぐ……という⾃然の中での循環をイメージしてデザインされたそう。また、ガラス製のタンクは「砂時計」をモチーフとしており、シリーズのコンセプトでもある「時の移ろい」を表現。「⼼をうるおす」という製品コンセプトを体現するため、「⾳・光・⾹り」を演出する機能も搭載しています。

↑全8曲のサウンドから選択できるサウンド機能、アプリで自由に光の色と明るさを変えられるライト機能、アロマユニットなどを搭載

 

加湿方式は、加熱と超⾳波を合わせたハイブリッド⽅式を採⽤しました。⽔を加熱することで除菌効果を期待でき、かつ温かいスチームで室温を下げない加熱式、消費電⼒が低く家計に優しい超⾳波式を組み合わせることで、快適で安⼼かつエコな加湿器に仕⽴てたといいます。

 

なお、本製品はクラウドファンディングサービス「Makuake」で先行予約を開始し、すでに目標金額の600%を超えています。ちなみに、本製品は⽀援者の7割が⼥性とのことで、その事実も興味深いですね。

 

四元素のうち「⽕」がテーマのスマートノンフライオーブン「Chef」は、「魔法の調理器具」としてブランドの中でも特に⼈気の「ノンフライオーブン」をブラッシュアップしたモデル。参考価格は3万9000円前後で、12月中旬以降に発売予定。

↑スマートノンフライオーブン「Chef」

 

ピザ窯に着想を得た、ユニークな半円形のフォルムが特徴です。「ノンフライオーブン」と同様、油を使わないヘルシーなノンフライ揚げ物調理と、⾷材をセットするだけでほったらかし調理が可能。

↑「映え」な丸鶏も焼けます。試食では香ばしい皮目が印象的でした

 

↑「Chef」で油を使わないポテトフライを調理。試食では油のしつこさがなく、じゃがいも本来の味わいが際立っていて、ペロっと食べられました

 

四元素の「⼟」がテーマのスマートコーヒーメーカー「Mocca」は、2023年の春以降の発売予定で、参考価格は3万円前後。⼤地に落ちたコーヒーの実から、やがて芽が出て⽊に育ち、その実がまた⼟に還る……という⾃然の循環をモチーフにデザインしたそう。開発にあたり、コーヒーのテイストは第15代ワールドバリスタチャンピオンである井崎英典⽒が監修するそうです。

↑スマートコーヒーメーカー「Mocca」

 

スマートファン「Wind」は、四元素の「空気」がテーマ。2023年春以降の発売予定で、参考価格は2万円前後。「いつでも好きな時に思い出の地や憧れの場所を訪れる気分になってほしい」との願いを込めて、⾶⾏機のジェットエンジンをモチーフにデザインしたとのこと。⽇本各地をイメージした⾵のリズムを⽣み出す「⾵のシミュレーションモード」などを搭載予定。

↑スマートファン「Wind」

 

↑⾶⾏機のジェットエンジンがモチーフ

 

なお、これら4製品は、ユーザーの多様なライフスタイルに対応すべく、すべてIoTに対応。アプリでさまざまな設定が可能とのことなので、個人でカスタマイズして使う楽しみもあります。著名なデザイナーが手掛けた家電が手ごろな価格で楽しめて、IoT対応で便利に使える「FoElem」。これから見逃せないブランドの一つとなりそうです。

撮影/中田 悟