サムスンの次期スマートフォン「Galaxy S23」シリーズは、クアルコムの最新チップSnapdragon 8 Gen 2を搭載することが予想されています。現行のGalaxy S22シリーズの中には、販売地域により(ヨーロッパや東南アジアなど)サムスンの自社開発・製造のExynos 2200が採用されたモデルも存在しますが、最近、Snapdragon 8 Gen 2はExynos 2200よりマルチコア性能が45%、GPU性能は60%も上回っているとのベンチマーク結果が報じられています。

↑Exynos 2200を凌駕(画像提供/Qualcomm)

 

このベンチマーク結果(定番アプリGeekbench 5使用)は、有名リーカーIce universe氏がツイート。それによれば、Snapdragon 8 Gen 2のシングルコアスコアは1467、マルチコアスコアは5182。対して、Exynos 2200はそれぞれ1170と3563であり、特にマルチコアスコアで圧倒的な違いが生まれています。

 

また、GPU性能については、Snapdragon 8 Gen 2はExynos 2200よりも60%高速で、エネルギー効率も88%向上しているとのこと。つまり「スピードアップしながら、バッテリー持ちが良くなっている」というわけですが、こちらは裏付けとなるベンチマーク結果がシェアされていません。

 

Exynos 2200もSnapdragon 8 Gen 2も共に「4nm」(回路線幅)プロセス技術が使われており、数値的には同じに見えます。が、前者はサムスン自社生産であり、後者は台湾TSMCの工場で委託生産が行われており、「サムスンとTSMCの技術力の差が出た」と推測されます。

 

Galaxy S22シリーズに採用されたSnapdragon 8 Gen 1も、サムスンの4nm技術が使われていましたが、こちらも発熱が大きくなり性能が低下する「サーマルスロットリング」に悩まされがちでした。Snapdragon 8 Gen 2はTSMCの優れた製造技術により、性能が十分に発揮できるかもしれません。

 

Galaxy S23シリーズでは、Exynosチップは一切使わず、全モデルがSnapdragon 8 Gen 2搭載の可能性が高まっています。日本向けモデルはSnapdragon 8 Gen 1からGen 2へと移行して順当に進化しそうですが、ヨーロッパなどではExynoss 2200からの改善が大きくなりそうです。

 

Source:Ice universe(Twitter) 

via:Wccftech