カーボンって、憧れますよね。ハイスペックの証、独特の模様が醸す存在感、光に当たってパターンがキラリと表情を見せるのもカッコいい。

 

マジのカーボンはやはり高嶺の花だが、「カーボン調」のシートやフィルムなら最近はわりとどこでも手に入る。雑貨・日用品系のショップに加えて、100均ショップや300均ショップでも入手できる時代だ。もちろん「調」だから雰囲気だけなのだが、それでも身の回りのものがカーボンの佇まいになると、気分は一新。別のアイテムを手に入れたような高揚感が得られる。

 

というわけでどれぐらい印象が変わるかを本記事ではお届けすべく、1番身近なアイテムであるスマホの背面にシートを貼ってみた。使用したのは、「アストロプロダクツ」のカーボンシート「AP カーボンフィルム」。工具・DIY・整備用品の専門店で、近年は全国各地に出店を加速しているショップだ。

↑DIYに使うだけあり、販売する大きさもダイナミック。オンラインサイトでは3m単位、店頭では1m単位で販売。今回は1000㎜(長さ)×1520㎜(幅)を1749円(税込)で購入

 

スマホの背面に貼るぐらいなら大きすぎるサイズだが、本製品は単なるプリントではなく立体感がある仕上がりになっており、より高級感を演出することが可能。

 

また、このサイズ感になると、商品撮影用のバックシートとしても使えるのでピックアップした。フリマアプリで出展したり、自分の持ち物を撮影してSNSにアップしたりしている人には1枚持っていて損のないアイテムである。もちろん、定番の使い方であるクルマのボンネットに貼ったり、家具類に貼ったりするのもオススメだ

 

工作時間は10分。

準備するものは実にシンプル。シートをカットするためカッターと細かい部分を切るためのデザインカッター、B4サイズ(A4でも可)のカッティングマット、20㎝程度の定規である。これも100均で入手できるので用意しておくと効率的に作業ができる。

↑何の変哲もないスマホはどう変わる?

 

工程は以下の4つ。

作業①スマホよりも少し大きめに切り出したシートを貼りたいサイズにカット

 

 

作業②切り出したシートをスマホに貼る

 

作業③カメラレンズやセンサー部をボールペンでトレース

 

作業④デザインカッターを使いレンズやセンサー部を切り抜く

 

⑤完成

作業時間10分にしては高級感のある見た目に変わってないだろうか。プリントしただけのシートではどうしてもチープ感が出てしまうのだが、立体感があるおかげで安っぽさがない。

 

上記の説明では細部のポイントをかなり端折ってしまったので、下記のギャラリーに、詳細な方法を掲載しておく。「カメラの部分はどうやって切り抜くの?」という人はぜひ参考にしてほしい。

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

タブレットやパソコン、デジカメなどにも応用可

上記で紹介した方法では「先にシートを貼り付け」しているが、「レンズ部やセンサー部をカッターで傷つけてしまうかも…」という人は、シートを貼り付ける前にレンズ&センサーをデザインカッターで切り抜くのがよいだろう。

 

ちなみに、本体がカーブを描くスマホの場合には難易度は高くなるが、その場合にはドライヤーを使ってシートに熱を加えることでシート素材が柔らかくなり、貼りやすくなる。しかし、スマホは熱に弱いのでシート自体に熱を加えてから本体に貼ることをおすすめする。熱を加えたシートをジワジワと引っ張り、空気を抜きながら貼り込んだ後にレンズやセンサー部分をカットすると美しく仕上がるはずだ。

 

もうひとつだけ注意点。カーボン柄は「織り目」があるため、水平と垂直をしっかりと見極めてカットするとより美しい仕上がりになるだろう。

 

ここでは黒いカーボン調のシートを使用したが、この手法をベースに好きな色や柄を選ぶのも自由であり、上級者になれば重ね貼りや抜き加工、ロゴの重ね貼りなども楽しめる。また、ラッピング技術を身に付ければタブレットやパソコン、デジカメなどにも応用することも可能だ。

 

撮影/大田浩樹