一足のランニングシューズさえあればすぐに走れるが、せっかくなら最適なギアを選びたい。ランニング・フィジカルコーチの大角さんがシューズやウエア、ウオッチ、フードでターゲット・目的別にオススメのアイテムをピックアップしてくれた。今回は、自分にピッタリなウオッチを探そう!

※こちらは「GetNavi」 2023年02・03合併特大号に掲載された記事を再編集したものです

 

私が教えます

ランニング・フィジカルコーチ

大角重人さん

ランニングイベントの運営などを行う会社イチキロを設立。大学時代は箱根駅伝を走り、現在ランニング・フィジカルコーチとして指導する。

 

ウオッチ選びの極意

1:使用目的に沿って必要な機能を吟味して選ぼう!

運動負荷をコントロールするために、速さと距離が測れる機能があれば最低限OK。機能が多すぎると直感的に操作しにくく、また高価格になるので自分に必要な機能を検討しよう。

 

2:ランニング中に邪魔にならないかサイズを確認!

ネットショッピングで購入すると失敗しがちなのがサイズ。多機能や電池持ちが良いタイプは比較的ゴツくて大きい傾向にあります。走行時に邪魔だとストレスになるので要注意。

 

【その1】多彩なトレーニング機能であらゆるランナーをサポート

SPEC●ディスプレイタイプ:MIP●画面解像度:260×260ピクセル●最大稼働時間:スマートウオッチモードで約14日間●内蔵メモリ:4GB●音楽保存最大可能数:500曲●サイズ(リストバンド除く)/質量:約W45.6×H45.6×D12.9mm/約49g

ガーミン

Forerunner 255 Music

5万2800円

健康志向のランナーから本格アスリートまでに対応するGPSランニングウオッチ。トレーニングプランをサポートするHRVステータスや多数のスポーツアプリなどを内蔵する。音楽配信サービスと同期し、再生しながら走れる。

 

 

↑GARMIN COACH機能を搭載。目標に応じてコーチからの専門的なアドバイスと、無料のトレーニングメニューを提供してくれる

 

【その2】身体にかかる負荷を計る実用的なランニングウオッチ

SPEC●ディスプレイタイプ: MIP●画面解像度:240×240ピクセル●CPUスピード:192MHz●メモリー:5MB●ストレージ:32MB●最大稼働時間:省電力モードで約100時間●サイズ(リストバンド除く)/質量:約W45×H45×D11.5mm/約40g

ポラール

Polar Pacer

2万9700円

ランナーに必要な基本性能や最大100時間のパワフルバッテリー、軽量設計など実用性に特化。Precision Prime(TM) 光学式心拍計測テクノロジーを搭載し、走行中の身体にかかる負荷もチェックできる。ミニマルなデザインだ。

 

 

↑人間工学に基づいた使いやすいグリップボタンを採用。ボタンを押すだけで簡単にアプリ機能をスタートできる。誤操作の心配もない

 

【その3】高精度な性能と軽さでランニングに専念できる1本

SPEC●ディスプレイタイプ:常時点灯型メモリーLCD●携帯電話接続:Bluetooth●防水性能:5ATM●充電時間:2時間未満●最大稼働時間:UltraMax GPSモードで約60時間●サイズ(リストバンド除く)/質量(ナイロンバンドの場合):約W42×H42×D11.7mm/約29g

カロス

PACE 2

2万9480円

まるで着けていないような軽さを実現。激しい運動時のストレスが軽減され、レースや試合に集中できる。従来品に比べてCPU処理速度が1.5倍、メモリ容量が4倍にアップし、多彩な機能を使いこなせるハイパフォーマンスに進化した。

 

↑トラックランモードでは、トラックのラップ数を正確に計測。距離の誤差は約数mで、ラップ数はストップウオッチとほぼ変わらない