Apple(アップル)は、2023年秋にリリースされる「iOS 17」のアクセシビリティ機能をプレビューしています。その中でも注目を集めているのが、自分に似た声を作る機能「Personal Voice(パーソナルボイス)」。

↑iPhoneが自分の声を真似する(画像提供/Apple)

 

Personal Voiceでは、ユーザーがランダムに表示されるテキストを15分間読み上げることで、自分そっくりの声を作成することができます。なお、iOS 17のリリース当初にPersonal Voiceが対応する言語は英語のみとなっています。

 

Appleによれば、Personal VoiceはALS(筋萎縮性側索硬化症)などの疾患を診断され、会話能力を失う恐れがあるユーザーが、家族や友人などとコミュニケーションを取るために提供されるそう。ALSの支援団体である「Team Gleason」のPhilip Green(フィリップ・グリーン)氏は、「iPhoneを使って、たった15分で自分の合成音声が作れるのは素晴らしいことです」と述べています。

 

将来的には入力内容を音声で伝える「Live Speech」機能との統合が予定されているPersonal Voiceですが、どこか奇妙な体験になるかもしれません。

 

Source: MacRumors