ゲームにはまってしまうと、昼夜を問わず夢中になって遊び続け、見境なくお金を注ぎ込んでしまう……。昨今そんな出来事が国内外で度々報じられています。最近、中国で起きた13歳の少女の場合も同じ。親のデビットカードで900万円近くも浪費してしまったというのです。

↑金銭感覚がなくなる…

 

両親がそのことを知ったのは、娘さんが通う全寮制学校の教師から来た1本の電話がきっかけでした。この先生は少女がモバイルゲームにはまっていることを心配し、両親に相談したそうです。それを受けて両親が銀行口座を確認すると、わずか7セント(約10円)しか残っていなかったとのこと。

 

結局わかったのは、少女が1月から5月までの5か月間で、およそ6万4000ドル(約891万円※)を使ったということ。ゲームのアカウント購入のために1万6800ドル(約234万円)、ゲームの課金に3万ドル(約417万円)。さらにクラスメート10人のゲーム購入にもお金を使っていたそうです。どうやらこの少女がゲームにどんどんお金をつぎ込んでいることから、クラスメートが彼女にゲーム購入をせびっていたようです。

※1ドル=約139.25円で換算(2023年6月9日現在)

 

少女のお金の出どころは、母親からもらったデビットカード。以前、買い物をする際にパスワードを教えられていたため、そのカードを使ったそうです。しかも、両親に見つからないように、カードの取引記録などはこっそり削除していたとのこと。

 

日本の平均年収をはるかに超える金額を、ごく短期間で使い果たしてしまった少女。「お金がどこから来るのか、いくら使ったか、わからなかった」と泣きながら話しているそうです。また、銀行口座にあったはずの貯金が空っぽになってしまった両親は唖然としているとのこと。

 

両親は、決済会社に連絡を取り返金を求めていますが、まだ全て回収できていないそうです。

 

【主な参考記事】

Insider. A teenage girl found her mom’s debit card and spent $64,000 on mobile games, wiping out her family’s life savings. June 6 2023