ニュートリノ研究で知られる岐阜県飛騨市を舞台にした中高生向けセミナー「夢のたまご塾 飛騨アカデミー2017」が6日、開校した。初日はノーベル物理学賞受賞者で東京大宇宙線研究所長の梶田隆章さんが公開記念講演を行い、県内外から集まった39人の塾生や市民らにニュートリノ天文学の魅力などを語った。

 同塾は、市民らで組織する実行委員会が主催し、今年で12回目。今回は8日までの日程で、梶田さんをはじめ、伊藤貞嘉東北大理事、丹羽宇一郎元駐中国大使ら8人の講師による講演、ミニゼミなどがある。

 梶田さんは、同市神岡町にある同研究所の素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ」の性能や実験方法、自身のノーベル賞受賞につながったニュートリノ振動の発見など、画期的な研究成果を紹介。「ニュートリノは素粒子の世界や宇宙の謎の解明にこれからも重要な役割を果たす。若い皆さんが科学に興味を持ち、将来、研究に参加してもらえれば」と呼び掛けた。