ほんのわずかな初期の要因の変化が最終的に思いがけないほど差のある結果を招く現象を「バタフライ効果」と呼びますが、そんな現象は身近なところでも起こっているのかもしれないと思わせるような、一見すると関係のない2つのデータに相関性を見いだすプロジェクトが「Spurious Correlations」です。

Spurious Correlations
http://www.tylervigen.com/

1999年〜2009年までの「アメリカの科学・宇宙・テクノロジーに関する支出」と「首つり自殺数」の上昇傾向が一致。

「水泳プールでの溺死数」と「ニコラス・ケイジの映画出演数」が、なぜか似たような傾向で上下しています。つまり、ニコラス・ケイジが映画に出演しなければプールでの事故が激減するのかもしれません。

「アメリカ人1人あたりのチーズ消費量」と「ベッドシーツに絡まって死亡する数」がほぼ一致。

「アメリカ・メイン州の離婚率」と「アメリカ人1人あたりのマーガリン消費量」が同じ曲線を描いて下降傾向。このデータを基にすると、マーガリン業界はメイン州民の結婚生活を妨害すると、離婚率の上昇に伴ってマーガリンの消費量が上がるということになりますが……。

「ミス・アメリカの年齢」と「蒸気・熱蒸気・その他熱いものによる殺人数」をグラフ化するとなぜか一致。

「ノルウェーからアメリカへの原油輸入量」と相関する「列車衝突による自動車運転手の死亡数」のデータ。

高い相関性を示す「アメリカ人1人あたりのモッツァレラチーズ消費量」と「米国の土木工学博士号授与数」。モッツァレラチーズをたくさん食べると博士号をゲットできるのでしょうか。

「アメリカ人1人あたりのチキン消費量」と相関する「米国の原油輸入総量」。チキンを焼くための燃料需要が関係している、と推測することができます。

「蜂の巣から生産されるハチミツの量」と「バーモント州における婚姻率」は同じような傾向で下降気味。

まるで関係なさそうな「政治活動委員会(PAC)の合計数」と「車椅子からの落下による死亡者数」という2つのデータによると、政治汚職が進むことで車椅子から落下してしまう人が増加傾向にあることが判明。

なお、同じデータが別のデータとの相関性を示すこともあります。「ニコラス・ケイジの映画出演数」が増加すると「乗員が死亡したヘリコプター事故数」が減少する、という現象が起きていますが、ヘリコプターに乗る人はニコラス・ケイジを応援すれば良いというわけです。