ハローページに掲載されていた日本各地の電話番号・氏名・住所をデータベース化して無料で検索可能にしているウェブサイトが「ネットの電話帳(旧:住所でポン!)」です。そんなネットの電話帳がプラバシー侵害にあたるとして提訴されました。

京都の島崎法律事務所が本サイトを提訴したと表明 - 1439600839 - ネットの電話帳
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/12462/1439600839/

IT ソフトウェア開発 島崎法律事務所−京都−2015.2.18−弁護士業務とIT
http://www.shima-office.com/hint.htm#007

「ネットの電話帳」はもともと「住所でポン!」という名前で運営されており、NTTの電話帳データをネット上に掲載していることが「個人情報保護法違反ではないか?」とたびたび名前の挙がっていたウェブサイト。何者かによるDoS攻撃を受けてからサーバーを強化して再開され、現在は「ネットの電話帳」というウェブサイト名になっています。

「違法ではないのか?」という質問に対してネットの電話帳は「個人情報保護方針」のページで、「本サイトに掲載されている情報は、 過去にハローページにより公に出版された情報をそのまま利用したものであり、 個人情報保護法の規制を受けません」「電話帳の掲載情報は、単に事実を羅列したものあることから、『思想又は感情を創作的に表現したもの』ではなく、著作権法上の著作物に該当しません」と、法律に適している旨を説明しており、掲載情報の削除依頼は例外なく受け付けない、という方針を貫いています。

そんなネットの電話帳を提訴したのは京都の島崎法律事務所。2015年8月14日付けで公開されている島崎法律事務所の自社ブログで、ネットの電話帳が「プライバシーの侵害」を行っていると主張しています。島崎法律事務所はネットの電話帳が「個人情報保護法の規制を受けない」と主張しているのに対し、「削除請求は、個人情報保護法に基づくものではなく、人格権としてのプライバシーの権利が侵害されたことを理由とするものです」と述べており、この主張をもとにネットの電話帳に掲載されている情報の削除請求を行っているとのこと。

これを受けたネットの電話帳の管理人と見られる人物は、掲示板で提訴に対する反応を投稿しており、以下のように述べています。
13日に管理人のところに「削除請求書」なる内容証明郵便が届き、もちろん私は電話にて即日で断固拒否の回答をした。それがよほど腹に据えかねたのか、世間は盆休みにも関わらず、翌日には提訴を実行したようだ。
島崎弁護士は、自身のブログで独特の持論を開陳しているが、管理人は法廷でことごとく完全論破する所存である。
もちろん、経過は今後このスレッド等で報告する予定である。
記事作成時点では、これ以上の投稿は行われていませんが、ネットの電話帳の個人情報保護方針ページ内では「本サイトの運営者は、そういった事情を承知した上でサイトを運営しているので、マスメディアや政治家は面倒な議論を避けたがり、なかなか本サイトが表立って問題にならないというわけです。本当は大いに問題になって欲しいのですけどね」とも述べており、弁護士側の主張に真っ向から対立する見込みです。