Googleが次世代環境センサーを開発するAclimaと協力し、Googleストリートビューカーに空気の質を検出するセンサーを搭載する計画を発表しました。まずは50台のストリートビューカーにセンサーが取り付けられる予定で、これによって、1区画ごとの空気の質を可視化できるとのこと。

Aclima & Google Scale Air Quality Mapping to More Places Around the World | Environmental Sensor Networks | Aclima https://aclima.io/press/aclima-google-scale-air-quality-mapping-to-more-places-around-the-world/

Aclima & Google Scale Air Quality Mapping to More Places Around the World | Business Wire
https://www.businesswire.com/news/home/20180912005440/en/Aclima-Google-Scale-Air-Quality-Mapping-Places

過去4年間にわたってGoogleとAclimaが行ってきた調査内容は以下のムービーから見ることが可能です。

Aclima & Google Scale Air Quality Mapping to More Places Around the World - YouTube

世界人口の95%は汚れた空気を吸って生きているといわれていますが、具体的に汚染された空気がどのように人に影響しているのかはわかっていませんでした。「測定できないものはコントロールできない」ということで、より多くのデータを手に入れるため、GoogleとAclimaは過去4年間、Aclimaのセンサーを搭載したGoogleストリートビューカーでカリフォルニアを走りまくりまました。

走行距離はおよそ10万マイル(約16万キロメートル)にも及びます。

男性が運んでいるのがAclimaの装置。

車の中にのせます。

車に装置を搭載して走ることで、1秒ごとの空気の質を記録可能。センサーは二酸化炭素、一酸化炭素、二酸化窒素、一酸化窒素、オゾン、PM2.5を検知し、ストリートビューカーの位置情報と結びつけられます。

データを使って空気の質を高解像度でマッピングすることができます。以下の地図では、黄色に近くなるほど汚染物質の濃度が高くなっており、1つの街の中でも空気の質に大きな差があることがわかります。

「1つのストリートに最高の質と最低の質のどちらもがある」とAclimaのCEOであるDavida Herzlさんは語ります。この発見から、空気の質をマッピングする必要があると考えられたとのこと。

これまではテスト期間だったのですが、2018年9月から規模を拡大し、全世界のストリートビューカーに空気測定装置を搭載する計画が発表されました。

収集されたデータは公開され、個人・研究機関・政府を問わず、さまざまな人が利用可能になります。

まずは2018年秋からアメリカ西部とヨーロッパを中心とした50台のストリートビューカーにAclimaのシステムが搭載されるとのことです。

なお、過去4年にわたって行われたGoogleとAclimaの調査結果は、以下から読むことができます。

High-Resolution Air Pollution Mapping with Google Street View Cars: Exploiting Big Data - Environmental Science & Technology (ACS Publications)
https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.est.7b00891