Twitterはこれまで、毎日サービスを利用するデイリーアクティブユーザー数(DAU)は公開しておらず、その代わりに月間のアクティブユーザー数(MAU)とその増加率を公表していました。しかし、近年の偽造アカウント大量削除などでMAUが減少傾向にあるためか、投資家向けの「2018年第4四半期・通年決算報告書」で、初めてDAUを公開しました。

Q4 and Fiscal Year 2018 Letter to Shareholders | February 7, 2019 @TwitterIR
(PDFファイル)https://s22.q4cdn.com/826641620/files/doc_financials/2018/q4/Q4-2018-Shareholder-Letter.pdf

Twitter finally shared how big its daily user base is — and it’s a lot smaller than Snapchat’s  - Recode
https://www.recode.net/2019/2/7/18215204/twitter-daily-active-users-dau-snapchat-q4-earnings

Twitterによると、「Twitter.comもしくは広告を表示するTwitterアプリを介して、特定の日にログイン・認証を行うTwitterユーザー」を「収益化可能なデイリーアクティブユーザー数(mDAU)」の対象とした上で計測を行ったとのこと。

その結果、2018年第4四半期におけるTwitterの平均mDAUは1億2600万人だったと公表しています。その内訳は、アメリカ国内のmDAUがおよそ2700万人で、アメリカ国外のmDAUが9900万人となっています。また、第3四半期の平均mDAUは1億2400万人で、両期とも前年同期比で9%増加とのこと。また、報告書の本文の中でも第1四半期で1億2000万人、第2四半期で1億2200万人と、年間を通じてmDAUが数%の伸びを見せていることがアピールされています。

一方で、2018年第3四半期のMAUは3億2600万人、同年第4四半期では3億2100万人と減少傾向を見せています。また、Twitterの月間アクティブユーザーのうち、毎日Twitterにアクセスするのはおよそ39%ということがわかりました。海外メディアのRecodeは、Twitterは自らが成長していることを示すために、減少傾向にあるMAUではなく、わずかでも成長を見せるmDAUに焦点を当てるように路線を変更したのではないかと予測しています。事実、Twitterは2019年からMAUを公開することをやめる予定だと述べているとのこと。

また、Recodeは、TwitterのmDAUは予想よりもかなり少なかったと評価。さらに、Facebookはもちろん写真共有アプリのSnapchatよりも6000万人ほど少ないと指摘しています。

TwitterのmDAU公開とそのニュースを受け、Twitterの株価は2019年2月6日終値で11%の急落を見せています。

Twitter Inc (TWTR.N) | 株価・企業情報・為替 チャート | ロイター

ただし、あくまでもTwitterが公開したのは「収益化可能な」DAUであり、非公式で広告をカットするようなクライアントアプリを使ってTwitterを利用しているユーザーは含まれないため、TwitterとSnapchatでDAUを直接比較するのは公平ではないかもしれないとRecodeは述べています。また、Twitterにはまだ成長の余地があり、広告収入をのばすためにもTwitterは既存のユーザーがより頻繁にTwitterへログインすることを奨励するようになるかもしれないと予想しています。