5カ月で総死者数が300人を超える2件の墜落事故が発生した「ボーイング737 MAX 8」の原因は未だに調査中ですが、2つの事故の主要因とみられるソフトウェア面の問題とパイロットの訓練の問題が見直され、FAA(連邦航空局)は暫定的にそれを承認しました。

Boeing Plans Fixes to Make 737 MAX Stall-Prevention Feature Easier for Pilots to Control - WSJ
https://www.wsj.com/articles/boeing-plans-fixes-to-make-737-max-stall-prevention-feature-easier-for-pilots-to-control-11553373777

Regulators have ‘tentatively approved’ a software fix for Boeing’s 737 Max airplane - The Verge
https://www.theverge.com/2019/3/24/18279554/boeing-737-max-plane-crash-faa-mcas-automated-system-tentative-approval-for-software-update


2019年3月10日に発生したエチオピア航空302便墜落事故と2018年10月29日に発生したライオン・エア610便墜落事故はどちらもボーイング737 MAX 8で運行されたフライトで、2つの事故には関連性があるとみられています。事故の後に行われた調査や研究の結果、「MAX 8」に搭載される機体の失速を防ぎ自動的に修正するための「操縦特性増強システム(MCAS)」が主な原因の1つであるという指摘も出てきています。

指摘に対し、ボーイング社はボーイング737 MAX 8のシステムをアップデートして修正。FAAはこのアップデートを暫定的に承認しました。システムはシミュレートと実際の飛行テストを経た後、正式に承認される可能性があります。しかし、CNNによると、墜落事故の原因はまだ不明瞭な点が多く、原因がはっきりするまでFAAはボーイング737 MAX 8の飛行許可を下ろさないだろうとのことです。

また、システム面の問題以外にも、パイロットが十分な訓練を受けないまま飛行許可が下りていたという点も指摘されており、この問題も見直しが予定されています。

「ボーイング737 MAX 8」のパイロットはiPadで訓練を受けただけだったと判明、「これはソフトウェアのエラーではない」という指摘も - GIGAZINE

Photo by Gusti Fikri Izzudin Noor