ナショナルパークに立つ木彫りの標識から取り出したフォント「National Park Typeface」が無料でダウンロード可能になっています。ライセンスはSIL Open Font Licenseで、それ自体が販売されない限り自由に利用することが可能です。

National Park Typeface
https://nationalparktypeface.com/

National Park Typefaceをダウンロードするには、まず上記のページの最上部にある「DOWNLOAD」をクリック。

すると以下のようなページに移ります。左側に無料ダウンロードのボタン、右側に寄付ボタンがあり、ダウンロードするには左側の「Download the Typeface」をクリックします。

実際にダウンロードされたZIPファイルを「Explzh」などのフリーソフトで解凍すると、フォルダ内には以下のようなデータが入っていました。フォントは「Heavy」「Outline」「Regular」「Thin」の4つがあり、macOS用のファイルが入ったフォルダも用意されていました。

ウェブサイト上にはそれぞれのフォントを試し使いすることが可能。左の「LIGHT」を使って「GIGAZINE」と打ち込んでみるとこんな感じ。

「REGULAR」はやや太字になり、視認性が上がります。

「HEAVY」を使うとちょっと丸っこさが出ました。

そして「OUTLINE」は中抜きのデザイン。

実際にロゴなどに使ってみると以下のような感じで、シンプル&ミニマルな雰囲気。National Park Typefaceはレトロさのあるデザインと相性がよく、おしゃれっぽさも醸し出しています。

アイコンやイラストとの親和性も高めです。

National Park Typefaceは、Design Outside Studioの創業者でカンザス大学准教授のJeremy Shellhornさんのアイデアで作り出されたもの。Shellhornさんは広大なナショナルパークを歩き回っている時に「迷っているわけではないけれど、正しい方向であると確信して安心したい」という気持ちになったそうです。そんな時に見つけたナショナルパークの標識には、やや丸っこい文字が木彫りの形で刻まれていました。Shellhornさんは丸みのある文字を見て「これはナショナルパークの職員がコンピューターでも使っているものなのだろうか?」と疑問に思ったとのこと。

そこでShellhornさんは標識の文字に紙をあて、鉛筆で上からこすって文字をコピー。友人であり視覚情報の専門家であるMiles Barger氏に尋ねたところ、標識で使われている文字がタイプフェイスではないことが判明しました。

一方で、文字はパス・ポイント・カーブといった同一ルールにのっとって書かれていたとのこと。このデザインをもとに作られたのがNational Park Typefaceというわけです。

なお、National Park Typefaceはカンザス大学の卒業生でありグラフィックデザイナーとして働くJenny O’Gradyさんや、デザイナーでありイラストレーターでもあるJeremy Shellhornさん、カンザス大学ビジュアルコミュニケーションデザイン准教授であるAndrea Herstowskiさんほか、5人のチームによって作り出されたとのことです。