「リアルに使えるものだけ」
この秋注目したい新しさは?

膨大なコレクションルックの数々から、スタイリストが気になった今季の傾向とは? 編集とスタイリスト「マネできそうな・リアルに使えるもの」だけに絞って、コーディネートルームで繰り広げられたトレンド談義をご紹介。



STYLIST’S TALK ROOM

(塚田さん) 古着にありそうな、ヴィンテージっぽい服が増えているように感じます。胸下切り替えのワンピやボウタイブラウスなど、小花柄も戻ってきた印象。



(岩田さん) レザーも再燃の予感です。最近ずっと下火でしたが、下の写真6のセリーヌのようなライダースが気になります。ヴィーガンレザーやエコレザーなど近年種類が増えているので、洋服にも落とし込みやすそう。

(高木さん) 色だとグリーンが根強いですよね。今季は下の写真、2.3のルックのようなミリタリー調のカーキなど色幅が豊富なので、鮮やかな発色が苦手な人も挑戦できると思います。

(塚田さん) 私もグリーンは優秀な色だなと再認識しました。リース先でもたくさん見かけたのですが、プレスの方から“多彩な色がある花も茎や葉はどれも緑だから、合わない色がない”という話を聞き、納得。



(出口さん) カーキといえば下の写真、17のナヌーシュカのルックが好みです。ベージュ感覚でカーキを着て、くすみブルーをのぞかせる配色が素敵。

(岩田さん) サンドベージュやグレー、ブラウンなど秋の深い色と、イエロー、パープル、グリーン、ブルー系の淡色レイヤードはみんな注目していますよね。ニットなどあたたかみのある素材を使っているから、明るい発色も浮かず落ち着いて見えるのかなと思います。


(渡邉さん)写真 18のボッテガ・ヴェネタのように、1対1の割合で合わせても派手に見えないのが参考になる。パキッとしたラベンダーが大人っぽく見違えて新鮮です。

(樋口さん) 秋冬はやはり素材感がカギになりますね。ベージュやキャメルもワントーンで着るなら、ニットをとり入れるなど質感で差をつけると着やすいです。


(高木さん) キャメルは華やかさと落ち着きをあわせもつので、色の中でいちばん大人っぽく仕上がると思っています。個人的に今季ネイビーが気になりますが、キャメルと合わせたらすごく上品にまとまりそう。


(樋口さん) シルエットに関しては、去年よりも幅が広がった印象があります。スリムなテーラードが目立ちましたが、肩幅は広めでエイティーズっぽさがあったり。


(出口さん) ジャケットやアウター系はオーバーサイズも健在。セットアップはミニ丈のボトムが増えて、たしかに幅の広がりは感じました。


(渡邉さん) はじめの話に戻りますが、全体的にレトロなテイストが多いですよね。アイテムもツイードや金ボタンの紺ブレなど、昔を感じる正統派なものをバランスよくとり入れていけば雰囲気を一新できそうです。




(明日から試せる簡単なテクニックを総まとめ!)
≫【見た目9割】「デニム上手の特徴をもとにした」コーディネートの実例集一覧へ



STYLIST MEMBERS

・渡邉恵子さん
実用性も押さえた、カジュアルなのに女っぽいスタイル提案は格別。

・樋口かほりさん
流行に流されないシンプルな服に、大人の甘さを効かせるのが得意。

・岩田槙子さん
女性らしさが引き立つシルエットや、シーンレスな服選びに定評あり。

・高木千智さん
メンズライクなムードをさりげなくとり入れた、辛口な装いが人気。

・出口奈津子さん
都会的な印象は押さえつつ、力を抜いて着られるスタイリングが定番。

・塚田綾子さん
ベーシックな服装に色や小物で彩りを添える、バランス感覚が絶妙。