ゆるいのにスタイルよく見えたり、シンプルなのに存在感があったり。なぜか気を引くシルエットを分析したときに気づかされた理想を握る3つの要素。「3つ」にしぼれば失敗しないスタイリングレシピを考案。
【ローヒール靴をバランスよく見せるために】
ポイントは足元。だぼっとしたトップスにスキニー、あるいはスキニーに近いパンツを合わせるのは常とう手段。その際パンツの丈をくるぶしよりも上の位置に、そしてスリムなボトムの延長のような、脚にすいつくスリムなソックスやタイツを「見せる前提で」合わせる。そうすることで、ぺたんこ靴とパンツとの合わせにありがちな、すそのもたつきもなく、スッキリとした仕上がりに。

「フレアスカート・ゆるいトップス・ヒールはシャープに」
ゆるめなトップスが定番化し、春も引き続く傾向。ボトムから春支度という意味でも、目をつけておきたいのが「なびくフレアスカート」。トップスもオーバーシルエットを合わせる場合は「シャープなヒール」が不可欠。

「コートは長く・首元にボリューム・パンツはスマート」
リラックスしたムードがありながら、すっきり見えて、あったかい。ともするとのっぺり見えがちなIシルエットやワントーンも「ストールで首元にボリューム感」を出すだけで奥行きも、小顔見せの効果も。

メインとなるのは「ツヤ感のあるリラックスシルエットのボトム」。ニットの中にシャツを仕込み、コーディネートに奥行きを出せせば、ワントーンや、白&ベージュなど見慣れた配色にもリズムが生まれてバランスよくまとまる。
(次ページ>)4つの基本をふまえたスタイリングの実例集
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