Image: Ithaca College Physics/YouTube


メビウスの輪と超電導、もう満腹。

ハイパーループ、空飛ぶタクシー、自動運転車と幼い時に思い描いていた未来の到来を予感させるようなテクノロジーがどんどんと発表されています。それでも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のような、80年代のSFテクノロジー像にグッと来てしまうのはただの郷愁なんでしょうか。そんな空想科学少年少女の心のハイパーダッシュ・モーターのスイッチを入れてくれる動画が届きました。


Video: Ithaca College Physics/YouTube


イサカ大学物理学部、低温物理学研究室によるこちらの実験映像は超電導セラミックスを-180度ほどに冷却し、磁石で作られたトラック上を浮いた状態で走らせるというもの。トラックのデザインは帯の端を540度ひねってもう一つの端をくっつけることで作られた「3πメビウスの輪」となっています。

輪の両側がつながっているメビウスの輪のデザインなので、超伝導セラミックスはパッとトラックの上を走り抜けたかと思うと次の瞬間にはトラックの下をぶら下がるかのように走り抜ける不思議な光景を見せてくれます。


Image: Ithaca College Physics/YouTubeトラックの上側を走る超伝導セラミックス

Image: Ithaca College Physics/YouTubeトラックの下側を走る超伝導セラミックス


実際の技術なんですが、メビウスの輪なこともあってSF感がビシビシ伝わってきます。


Image: Ithaca College Physics/YouTube


超伝導体は磁場において、磁石と反発しながらも宙で安定して浮上することができます。トラックから浮き上がるけれど、トラックのコース上に留まると。そうするとトラックとの摩擦もないので力を加えるとこのように磁石のトラック上を浮いたまま長い間安定して走り抜けるという実験が可能になっているわけですね。

「こんなジェットコースターがあったら怖いだろうな...」という皆さんの想像に応える形で、イサカ大学はジェットコースター風のコースも走らせていますよ。


Image: Ithaca College Physics/YouTube


Images: Ithaca College Physics/YouTube
Source: Ithaca College Physics / YouTube 1, 2

Andrew Liszewski - Gizmodo SPOLOID[原文]
(塚本 紺)