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なんのかんの、お世話になりました。

これまでもブラウザからのサポートの打ち切りが宣告されるなど、その終了が徐々に近づいていたAdobe(アドビ)の「Flash」。動画やゲーム制作に使われてきたこの規格について、同社はとうとう公式に終了を宣言しました。

具体的には、2020年の終わり以降「Flash Player」の配布やアップデートが中止されます。そして今後AdobeはApple(アップル)やFacebook(フェイスブック)、Googleグーグル)、Microsoft(マイクロソフト)、Mozillaと協力して、インターネット上のFlashコンテンツの移行を促進していきます。

2016年にはGoogleがFlashによる広告を無効化し、その数ヶ月後にはChromeブラウザの標準設定をHTML5にしました。また2015年には、Adobeもソフトウェア「Flash Professional」の名前を「Adobe Animate」へと変更。Flashはすでにゾンビだったわけですね。そして今後のFlash亡き後は、ウェブ上のインタラクティブコンテンツのプラットフォームは「HTML5」へと移行することになりそうです。

ただし、Flashをこの世から消し去るにはまだいくらか時間がかかります。そこでAdobeは巨大テック企業と協力することにしたのです。AppleやFacebook、Google、Microsoft、Mozillaの声明はそれぞれのリンクから読めます。例えば、Appleによる声明は以下の通り。

すでにAppleユーザーはFlashのないウェブをiPhoneやiPad、iPod touch、Macで体験していると思います。そして現在、たとえユーザーがFlashをインストールしても、デフォルトではOFFに設定されています。SafariでFlashを利用するには、それぞれのサイトでプラグインを有効化する必要があります。

「Flashよ、お前はもう死んでいる」というわけですね。また2010年には、Appleの元CEOだったスティーブ・ジョブズ氏もFlashへの決別を述べています。

FlashはPC時代に生まれ、PCとマウスのためにデザインされている。それがAdobeにとって有益なビジネスで、PC以外にも展開したがっているのはわかる。しかしモバイルデバイスはローパワーで、タッチスクリーンで操作するのだ。つまり、Flashは必要ない。

毎度のことながら、ジョブズの先見の明にはびっくりさせられますね。Flashは使われなくなり、代わりにHTML5がウェブ上のリッチコンテンツを担うようになりました。

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Source: Adobe

Adam Clark Estes - Gizmodo [原文]
(塚本直樹)