Image: San Diego Zoo Safari Park/YouTube

祝!ミナミシロサイの人工授精赤ちゃん誕生。

去年3月、サンディエゴ動物園でミナミシロサイのビクトリアが、オスのミナミシロサイの凍結精子を使って人工授精して妊娠しました。そして、493日ものながーい妊娠期間を経てついに、ついに!赤ちゃんが誕生したとTech2が伝えました。まずは本当にお疲れさま、そして本当におめでとう! 出産時間は実に30分という超スピードだけど、でも大変だったよね、おめでとう!

なんでこんなに嬉しいのかって、北米初のミナミシロサイの人工授精成功例であると共に、この人工授精出産の先に絶滅確実と言われているキタシロサイを救う可能性が感じられるからなんです。キタシロサイと言えば、今、地球上に存在するのが2頭となっている絶滅5秒前状態の生き物。最後のオスが去年死んでしまったのは大々的なニュースとなりました。

で、今回、キタシロサイの亜種であるミナミシロサイが人工授精で妊娠/出産したので、キタシロサイも増やせるかもしれないと大きく期待されているわけなんです。

サンディエゴ動物園の生殖科学責任者であるバーバラ・ダーラン氏は以下のように話しました。

私は母子共に元気なことをとても喜んでいます。ビクトリアは赤ちゃんをとても大切にしていますし頻繁に授乳もしています。、赤ちゃんは立って歩いています。健康で元気な赤ちゃんが生まれてきてくれたことに感謝しているだけでなく、今回の出産は絶滅の危機に瀕しているキタシロサイを救おうとする私たちの取り組みにとっても重要な一歩です。

Tech2によると、サンディエゴ動物園には現在、6頭のメスのミナミシロサイがいますが、将来的にはキタシロサイの代理母になってもらえるかもしれないと科学者たちは期待しているようです。

容易でないことはわかっていますが、10年〜20年以内にキタシロサイの赤ちゃんが生まれる可能性があると科学者は考えています。

なお、ビクトリアと赤ちゃんはしばらく公に姿を現すことはなく、しばらくは親子の絆を深めることに集中してもらうそうです。人工授精で妊娠した別のサイが9月か10月に出産を控えているらしいので、仲間の誕生もとても楽しみ。あぁ、いいニュースだなぁ。でも、1番良いのはどの動物も絶滅の危機に瀕することなく、人工授精なんてしなくてもいいことなんだよなぁ。

Source: Tech2, YouTube