Photo: ギズモード・ジャパン編集部

東京都がデジタル遷都するって?

元ヤフー社長で現在東京都副知事である宮坂学氏は8月28日、Twitter上で宣言しました。

都庁引っ越します。西新宿からデジタル空間に移転しバーチャル都庁をつくる。物理都庁に加えデジタル空間にもう一つの都庁をつくる。そこは職員が働く場所であり都民が行政サービスを受けられる。リアル一極集中からリアルとデジタルの分散化へ。この方針が本日決まりました。具体化に向けて頑張ります

— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) August 28, 2020

VR空間にバーチャル都庁ツインが建てられ、都民はVR上でバーチャル都庁職員からさまざまな行政サービスを受けられたり、都知事の会見にも参加できたりするの?ワクワク!…なんて想像しちゃいますけどね、ちょっと違った。普通に現実的な話だった。

VR以前に、まずは紙ではなくデジタルで可能な申請や相談対応を増やしたり、すでにデジタル化されてるサービスをもっとわかりやすくするなど、民間の皆様からしたら今からそこか!みたいな基礎かもしれませんがそこからしっかり取り組んでいきます。 https://t.co/7gA3XQzZMv

— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) August 28, 2020

VR以前の話だった。今からそこか!の話だった。

ご指摘の通りまずは地道に紙なものをデジタルに、webやappをお客様視点で使いやすく、職員の仕事環境をコピー機ファックス判子などの一世代前の先端技術からモダンな今ドキなものに刷新する、職員に新しい道具を使えるような研修支援などの基礎が大切かなとというのが今の見立てです。 https://t.co/PooxrYZpfE

— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) August 28, 2020

あ、ファックスとかハンコとか無くすところからですね…。

いきなりリリースではなくリリース前に都民テスターに使ってもらい改善してリリース。リリース後も問い合わせフォームの意見とログを見て日々改善。NPS的なコトも取得してサービス満足度を数値化しユーザー体験の増減把握。仮称で対話型開発と名付けていますがこの手法を少しづつ広げています。

— 宮坂学 Manabu Miyasaka (@miyasaka) August 30, 2020

ベータテストからはじめてNPS(企業やブランドに対する愛着・信頼の度合いの数値化したもの)をとってデザイン思考・ アジャイル型でユーザー体験を改善していくというのは、IT業界的発想が濃くてさすが元ヤフー社長です。

Source:東京都 都政の構造改革キックオフミーティング資料

つまりは紙を無くして、オンライン申請を便利にしていこう宣言ですね。

まずが来年3月までに構造改革実行プランを取りまとめて、そこから実行に移っていくようなので「バーチャル都庁」構想の恩恵を都民が受けるのはまだまだ先のようです。

いずれVR空間上にバーチャル都庁が現れる日もくるかもしれませんが、その前に脱ハンコ、ペーパーレス化が大事ですよね、そうですよね。