Image: Team USA

アメリカは太平洋渡る気満々だけど。

英紙TIMESが五輪中止内定の噂を報じたことで内外に動揺が広がっています。「五輪7月決行の予定に変更なし。従ってプランBもない」と国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は噂を言下に否定。東京都の小池百合子知事も「中止や延期の話は出ていない」「(報道に)抗議すべき」と苦り切っていますが、折しも南半球ではテニス四大大会(グランドスラム)の初戦を飾る全豪オープンが新型コロナで大混乱! 錦織圭選手ら72人が2週間ホテルに隔離されて、元世界ランク1位のアンディ・マレー選手が欠場を余儀なくされています。

「コロナウイルスに打ち勝つ、その証しとしての東京大会」のつもりが、あんなことになったら主催地の面目丸つぶれ。海外では東京オリンピック開催の自信を揺るがす騒ぎとして報じられています。

「全豪オープン波乱の幕開け。東京大会にも疑問の声」 CNN

そりゃそうです。17のチャーター機で世界中から豪腕が集まったと思ったらコレですもん。

Quarantine Tingzzzzz @AustralianOpen ✌ pic.twitter.com/mevsbwifVX

— Coco Gauff (@CocoGauff) January 19, 2021

昨年全豪で大坂なおみ選手を下した新星ココ・ガウフ選手、コーチのトス球をカーテンにバコバコ打ち込んでます。いっぽうバナナなどを並べてピタゴラスイッチづくりに励んでいるのはエデュアルド・ロジャー・ヴァセリン選手。

10 more days ⚖️ @ATPCup @AustralianOpen pic.twitter.com/cG2669bszD

— EdouardRogerVasselin (@ERogerVasselin) January 20, 2021

全豪8回制覇のディフェンディングチャンピオン、ノバク・ジョコビッチ選手は隔離環境の改善(ヘルシーな食事、コート付き一軒家など)を大会主催者に求めましたが「特別扱いはしない」 と一蹴され、現地TVではすっかり悪者イメージで報じられています。

The tone of the coverage down under... #AusOpenpic.twitter.com/vDrHKaGw2K

— Ben Rothenberg (@BenRothenberg) January 18, 2021

しょうがないのでバルコニーから近所の子どもにテニスを教えたり。

Two young players showed off their tennis skills to Novak Djokovic as he watched from his hotel balcony where he was in quarantine ahead of the Australian Open pic.twitter.com/aCNb7rUkOH

— Reuters (@Reuters) January 19, 2021

「特別枠で招へいするのだって大変だったんだから、もうこれ以上の”わがまま”は聞けない」と敢えて強硬姿勢を示すことで国民感情に配慮したんだと思いますが、コート付きの一軒家は最低限の要求ですよね。用意できないならできないと、そう事前に伝えておけば各選手で手配できたのに…。

ちなみにジョコビッチ選手やナダル選手、大坂選手、セレナ・ウィリアムズ選手らAリスターが泊まっているアデレード市内の宿舎はジムやコートが利用できるのに、残りの選手が泊まっているメルボルン市内の宿舎は客室から一歩も出られない本当の缶詰状態らしく、隔離環境が不平等なことで選手たちの不満は爆発しています。いかんなあ…。

東京オリンピックではみんな正々堂々と胸を張って全力出し切ってもらえるよう、移動前の検査態勢から移動後の練習環境まで平等に整えてあげたいですね。いろんな意味で勉強になります、全豪オープン。

Source : CNN, Twitter