Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

小さいけど万能な2-in-1。Lenovo(レノボ)最新のYoga 7iに触ってみました!

インテル® EVO認証モデルの下記要件を満たすPCでありながら、レノボの購買力で競合に負けない価格を実現しています。

・バッテリー駆動時間10時間

・スリープから立ち上がり1秒

・爆速充電・爆速充電

速さを極めたマシンというわけじゃないので4K動画編集とかは期待できないけど、MSI「Prestige 14 Evo」と同じく、Yoga 71も、学校用のPCが要るときや、仕事のプレゼンで使うパワポ資料をちゃちゃっと仕上げたいときなどのニーズは、これ1台でカバーできます。

Lenovo - Yoga 7i 2-in-1 14インチ タッチスクリーンノートパソコン - Intel Evo Platform Core i5 - 12GB メモリ - 512GB ソリッドステートドライブ - 82BH0006US

162,115円

見た目はほぼ一緒

去年のYoga C740と見た目はあまり変わっていません。ポートの種類と数も一緒ですけど、インテル® EVO認証の関係でThunderbolt 4とUSB 4に対応するType-C端子2基が搭載になっています。キーボードのレイアウトは同じ。スピーカーの位置、ヒンジもみな同じです。

レビュー機はダークなカラーですが、奇をてらったデザインにしなかったLenovo社の姿勢には好感が持てます。欠陥がないなら変える必要もないわけで、クリーン&シンプルにまとめてます。2-in-1はやっぱりこうでなきゃ。

重要な改善点はむしろ目に見えないところにあります。

中身が違う

Lenovo - Yoga 7i

これは何?:Lenovoの2in1ノートYoga最新モデル

価格:定価1,149ドル(約12万2000円)だけど、今ならLenovoで770ドル(約8万1700円)で買えます。日本市場価格は 16万2115円(翻訳時点)

好きなところ:価格、デザイン、スペック、バッテリー持ち

好きじゃないところ:RAMが基板にハンダ付けされている。自分仕様にカスタマイズすると割引が適用されない

まずCPU。これは第10世代Intel i5-10210Uだったのが第11世代Intel Core i5-1135G7になりました。GPUはIntel Iris Xe Graphics採用。通常のベンチテスト全般で前モデルより高い数値を出しています。4コア8スレッドのCPUで、 クロックは最大4.20GHzというのは新旧同じですが、第11世代は14nmより小さい10nm SuperFinのトランジスタにぎゅっと詰まってて、キャッシュ容量が2MB増したので、同等スペックだけど処理量は上という違いがあるんですね。

Blenderで3D画像のレンダリング速度を比べたら7分速くなっていましたし、4K動画を1080p 30fpsに変換するスピードも5分高速になりました。ゲームの『Civilization VI 』もCPU内蔵グラフィックスとしてはかなりのサクサク性能です。もちろんIntel UHDより格段にいいとはいえ、 Iris Xeは統合型GPUですから、ゲームプレイ水準のGPUではないですけどね。

ゲームできるの?

ゲームもできますが、解像度やグラフィックス品質は下げないときついですね。Core i5-1135G7はLenovo Yogaの2-in-1みたいなビジネスユースを念頭にしたプロセッサなので、ほかのモバイルプロセッサとの性能比較ではどうしてもゲームで差が出ます。

真価を発揮するのはビジネスシーン

ただ、WordやExcelといったYoga 7iの得意分野で比べると、コンパクトで軽量なのに同等価格帯のChromebookよりずっと処理性能は上でした。

米市場では大幅割引実施中

米市場でLenovoは770ドルで購入できる割引セールを実施中(執筆段階)なので、割引価格で比べると前モデルのC740 (900ドル〜。約9万5500円)より当初発売価格も安くなっています(高性能&大容量を選ぶと高くなるけどね)。

レビュー機はメモリ12GB、ストレージ475GBで、770ドルの割引対象品の8GBよりは欲張った仕様のものです。16GBを選ぶには、カスタムオプションをするために最低820ドルのモデルを選び、メモリ2倍増量に55ドルかかるので計875ドル(約9万3000円)で、512GBのSSD(45ドル)を加えると920ドル(約9万7600円)になりますね。RAMは基板にはんだ付けされているので換装はリスキーです。メモリ拡張はできないものと考えて買いましょう。

i7をi5にする節約方法も

「Core i7プロセッサに150ドルも余分に払いたくないし、16GBも要らない」という人は、Core i5-1135G7を選んで安上がりに済ませるアプローチもあります。Yoga 7iの8GBの15.6インチ版なら710ドル(約7万5300円)で買えるし、違いといってもスクリーン輝度が50 nits減って、14インチの3.1ポンド(約1,406g)が4.19ポンド(約1,900g)になって少し重くなるだけです。それでも十分軽くてポータブルだし、残りのスペックは全部同じですよ。

Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

Photo: Joanna Nelius/Gizmodo

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14インチのCore i7-1165G7と16GBを選んでも、MSI Prestige 14 Evoより追加コストは200ドル安く抑えられます。PrestigeでもCore i7-1185G7は選べるけど、そちらのCore i7-1185G7は最大クロック周波数が100MHz低めです。

最近のLenovoは価格でぐいぐい押してます。特にそれが顕著なのがYoga 7iをはじめとする仕事用マシン。平均的ユーザーでCPU周波数100MHzの違いに気づく人はいないし、「Civilization VIをプレイ中はCore i7-1165G7よりCore i7-1185G7のほうが〇〇ミリ秒速い」と言える人もいませんよね。PC選びで重視されるのは価格、バッテリー持ち、持ち運びやすさであって、処理性能はその次くらい。そういうことを念頭にベストの中のベストを求めやすい価格帯で実現したのがLenovo Yoga 7iと言えるでしょう。

IdeaPadで安く済ませる方法もある

もっとも、タスクによっては自社のAMD搭載モデルのIdeaPadのほうがYoga 7iより処理速度が上回るものもあったので(去年レビューしたIdeaPad Slim 7とはやや違うプロセッサで比べたけど、プロセッサの性能差はあまりない)、「2-in-1じゃなくてもいいや、もっと安いのがいい」という人はIdeaPadを選ぶという手もあります。競合他社の2-in-1(Asus ROG Flow X13やMicrosoft Surface Book 3)よりYoga 7iは内蔵グラフィックスとバッテリー持ちが◎。強敵現る、ですね!

5秒でまとめると

バッテリー駆動10時間 前のYogaから見違えるほど性能アップ タッチ感度最高 Thunderbolt 4のポート付きで、DisplayPort出力も可能